2014-01-01から1年間の記事一覧

Lord Elgin 670 角金スモセコ (その3:クロコ 玉斑ストラップ)

ロードエルジンcal.670の続きです。その3、自作ストラップのご紹介です。 マットのクロコダイル玉符 こげ茶 長さ:剣先側 10cm、尾錠側 7.3cm 幅:時計側 19mm、尾錠側 15mm 厚さ:2.5mm-2mm フラット(全体に薄い芯材入り) 茶色のビニモ8番手 角金にピ…

Lord Elgin 670 角金スモセコ (その2:組立編;置き回り)

ロードエルジンcal.670の続き、組立編です。 いつもどおり、100均のピルケーストレーに入れて。 ゼンマイと、しつこいヨゴレはハケで洗った後、 メガネ用超音波洗浄機で洗浄します。ベンジンを入れています。 実験用のガラス瓶です。ハンズの理科実験コーナ…

Lord Elgin 670 角金スモセコ (その1:分解編;商標権という空しさ)

今日は、かねてより欲しいと思っていたアメリカン角金ウォッチを。 ロードエルジン 角金スモセコ その1 分解編です。 ジャンク復活品ですが文字盤も針も手を施していないので、ちょっと汚いです。でも、いかにもビンテージなアメリカンウォッチで、素敵なの…

カンパノラ cal.670*系 パーペチュアルカレンダー(迫力のタイムマシーン文字盤)

キャリバー別カンパノラ紹介 パーペチュアルカレンダー 670*系 ※ブログの趣旨と違うんですが、私の好きなシチズンのクォーツ時計:カンパノラを紹介していきます。 ワールドカップと言えば、4年に一度ですね、。4年に一度、と言えばパペカレ、というわけで…

SEIKO ACTUS 6306-7010 (その3;ストラップ編 アリゲーター)

セイコー アクタス6306の続きです。 今日は、これに合わせて作ったストラップについて。 コートジボアール戦を見ましたが、本田のシュートはすごかったけれども、明らかに完敗だったように思います。テレビではネガティブ発言はNGですから、悪夢の2分間、次…

SEIKO ACTUS 6306-7010 (その2; 洗浄・組立編)

セイコー アクタス ACTUS 6306Aの続きです。 香箱はそんなに汚くありません。スリッピングアタッチメントのあたりにモリブデン粉と思われるものがついています。 一応、今回は洗浄しました。 ジップロックの中でビヨーンとゼンマイを取り出します。 ベ…

SEIKO ACTUS 6306-7010 (その1; カスタマーフレンドリーな名機)

先日、セイコーの名機の一つ6146をご紹介しましたが、こちらも素晴らしいムーブメントです。分解掃除をしてみて、この時計の素晴らしさ(正確には「親切さ」)に感動しました。これを共有したいと思い、ご紹介します。 (ウーン、背景と秒針まで良く合ってる…

ウロコの穴は感覚器(クロコダイルはカイマンより繊細?)

ワニの革をいじっていると、気になる、ウロコに開いている穴。 今回は、これについて少し調べてみました。 以前、記事にしましたが、腹の部分にこの穿孔が無いものはクロコダイルではなくアリゲーターやカイマンである、という、ワニ革の種類を判断する一つ…

6146-8000 Grand Seiko (グランドシッパイ その3: テンションリング付風防)

続きです。 6146A グランドセイコー自動巻きハイビート (6146-8000) グランドシッパイ その3 完結編です。 爺さまからもらったノーメンテの61系GSを分解し、洗浄し、ゼンマイで苦労していたところです。再度、パーツ屋さんにお願いして汎用ゼンマイを入れ…

6146-8000 Grand Seiko (グランドシッパイ その2: ゼンマイは曲者)

先日の続きです。 6146A グランドセイコー自動巻きハイビートです (6146-8000) 爺さまからもらったノーメンテの61系GSを分解し、洗浄したところまででした。 組立、そして復活までには、アレコレ手を尽くしながら、3か月以上かかりました。 そんなに難し…

6146-8000 Grand Seiko (グランドシッパイ その1: 分解編)

今日は、大切な、そしてとても苦労した時計を。 グランドセイコー 6146A 1968年10月 自動巻き 36000回/時(10振動) 紫のクロコ、竹斑を着せて かの有名な、国産初の10振動・自動巻きです。 10振動は、ロードマーベルで一度やっています(分解時に気づくの…

カンパノラ cal.676*系 ミニッツリピーター(電子音でもいいぢゃない!)

キャリバー別カンパノラ紹介 ミニッツリピーター 676*系 ※ブログの趣旨と違うんですが、たまにカンパノラを紹介していきます。 ●リピーター時計● まだ夜の街は暗く、夜光塗料が無い時代には、暗闇の中でも時計を見なくても音で時刻を知るための機能が求めら…

RADO Eiger 2797; ETA2783 (その2:超硬ケース・超固リューズ・超帯磁)

ラドーの超硬質ケース、アイガーです。今日は、その2、組立編です。 引き立て役になるだけですが、金色のムーブメントと言えば、ジュルヌはさすが、地板と受けが18金なんですねぇ。すごいですねぇ。一生買う機会はありませんが、知人がブティックの(たいそ…

RADO Eiger 2797; ETA2783 (その1:超硬質ケース・超固いリューズ!)

RADOと言えば、超硬質ケース。このデザイン、あんまり好きじゃなかったのですが、なんとなくケースの存在感に魅かれて。 今、考えるとずいぶん高値で購入してしまったこの時計。このケースが高級!なんてことをうのみにしたような。 そういえば初めての…

カンパノラ cal.677*系 コンプリケーション(カンパノラの傑作)

キャリバー別カンパノラ紹介 cal.677*系 ※ブログの趣旨と違いますが、たまに、シチズン高級ブランド:カンパノラを紹介していく予定です。 ●まくら● 最初に紹介したかったのが、ミニッツリピーター機能 / ムーンフェイズ機能 / パーペチュアルカレンダー / …

CITIZEN Auto Dater Rookie (その4:ストラップ作り クロコxブッテーロ)

シチズン オートデーター ルーキーのつづきです。今日は、ストラップ作りの風景を。 今回、せっかく薄い自動巻き、Jet搭載の時計をやりましたので、ストラップも薄いものを。そしてルーキーらしいオレンジを使いました。以前、入手した細長いブッテーロのハ…

CITIZEN Auto Dater Rookie (その3:茶色とオレンジはよく合うね)

シチズン オートデーター ルーキーのつづき、ストラップ編です。 今日は、完成したストラップとの記念写真を。 クロコダイル マットの竹斑 裏革はオレンジのブッテーロ 幅:18-16mm 長さ:尾錠側7.6cm、剣先側9.8cm 厚さ:2.5mm(アンコなし、フラットタイプ…

CITIZEN Auto Dater Rookie (その2:飛ばねえジェットはただのジャンクだ!)

Citizen Auto Dater rookieのつづき、組立編です。 実はもともと、組み立て後もいまいち調子が悪かったのです。 分解、再組立て、離陸、墜落、離陸、低空飛行、、。墜落。などということを結局5日間くらい繰り返して、ようやく低空飛行ながら本日、復活した…

CITIZEN Auto Dater Rookie 1130(その1:ジェットローターの外し方)

ゴールデンウィークというのがすぐ終わりました。休みは暦通りだったことと、嬶左衛門と坊主のactivityが非常に高く、したがって趣味の時間はごく限られたものとなりました。 なんとか一本仕上げたシチズンのジェットを紹介します。 今日は分解編。 まずはで…

Campanola cal. 6772 そに鳥CTR57-1102(カンパノラ概説)

ブログの主旨からずいぶんと逸脱しています。中古時計でも自作ストラップでもありません。GW特集ということで、私の大好きなカンパノラを紹介したいと思います。 今日の記事では、カンパノラの概説を。 【まくら;私のカワセミ】 ともかく、私の所有してい…

SEIKO chariot 2220-0480 (その2:ヘリ返し仕立て試作品)

こんにちは。 昨日のつづき、セイコー・シャリオ2220-0480です。 シンプルで大人な男のドレスウォッチを、春らしくカジュアルダウンするべく、明るい色で制作しました。 とはいえ、ヘリ返しの練習台です。 詳しい方法を勉強しようにも情報が少ないため、なん…

SEIKO chariot 2220-0480 (その1:ドレスウォッチでシャリオマンになろう)

ようやく花粉が終わって、梅雨までの貴重ないい気候の時期ですね。今日は春らしいドレスウォッチを。 セイコーシャリオ 2220-0480 cal.2220A 手巻き 28800回/時(8振動) 1970年頃~(この個体は1975年12月) 世界初のクォーツ、アストロンが発売されたのが1…

ワニの系統関係、アゴの形状、皮革輸出量

ほとんどレザーストラップと関係ないですが、ワニについて少しお話を。 ●系統樹とワニ革の輸出量● ワニの種類と符の形については以前、記事にしました。せっかくなので、現在、生物学的に(系統学的に)どのようにワニ目が分けられているのか調べてみます。 …

SEIKO Sportsmatic 5 6619(楽しくも悲しいジャンクいじり;その2)

ジャンクいじりの醍醐味というか宿命というか、色々楽しい経験をしましたのでご報告です(その2)。 ところで、ジャンクの復活劇は、(私としては)以下のようなことが重なると喜びが増します。 (1)入手時ボロボロ(2)安く手に入った(3)復活に必要なパ…

SEIKO Sportsmatic 5 6619 (楽しくも悲しいジャンクいじり(その1))

こんにちは。 ジャンクいじりの醍醐味というか宿命というか、色々楽しい経験をしましたのでご報告です(その1)。 ひとつ前の日本版Chronosの、好評シリーズ(?)「時計愛好家の生活」で、何人かの時計好きが取材されてていました。 その中で、かのマチッ…

Gucci グッチ 3001L (酸化セリウムでガラス風防の傷取り)

グッチのクォーツ。ジャンクで購入しましたが、電池交換済みで、油も問題なさそうで、元気に動いていたので、嚊に持たせるべく、ストラップ作製、風防研磨です。 先日の手巻きファインセイコーは受け取ってくれませんでしたが、これならまかなくていいから、…

TAG HEUER Professional 1500 (台座付ストラップ第一号)

今日は、最近、ハマっている「台座付ストラップ」です。自作の第一号のご紹介。 オメガ用の試作品を経て、一か月ほど前に完成したものです。 ボロめのタグホイヤー(クォーツ)を手に入れて、私にとってはデカいのですが、台座ストラップが合いそうだったの…

MOERIS 17石 手巻き 10 1/2CD (モーリスには古時計の魅力満載!)

モーリスと言えば、モーリスラクロアMaurice Lacroixを思い浮かべるかもしれませんが、ビンテージ・アンティークの世界では、モーリスと言えば、MOERIS(モリス)ですね。今はもう存在しないスイスのメーカーです。今日ご紹介する時計が、この趣味にのめりこ…

ゴンドーロ的なORIENT Power Reserve (その2:制作風景)

昨日ご紹介したレザーストラップの制作風景を。 初めての制作風景ご紹介ですが、いきなり、剣先の形がスクエアで、サル革が無いという、アブノーマルなタイプです まず裏革を切り出します。そう、ブッテーロを使いました。 とにかく正確に切り出す必要があり…

ゴンドーロ的なORIENT Power Reserve (その1:夢のブッテーロ)

今日は、2回(予定)で、ORIENTトノー型パワリザに装着しているストラップを紹介します。 ORIENT トノー型パワーリザーブ(逆輸入) 裏蓋をあけたとき、calをメモするのを忘れました、、。 ブルーのアリゲーター(シャイニー)竹斑を着せて 去年のバーゼルで…