Gucci グッチ 3001L (酸化セリウムでガラス風防の傷取り)

グッチのクォーツ。ジャンクで購入しましたが、電池交換済みで、油も問題なさそうで、元気に動いていたので、嚊に持たせるべく、ストラップ作製、風防研磨です。
先日の手巻きファインセイコーは受け取ってくれませんでしたが、これならまかなくていいから、まあもらってやる、とのこと。
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Gucci
2針
クォーツ(3001L)
黒のマット・クロコダイル竹斑を着せて

入手時の姿です。
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リザードのボロボロのベルトと、傷だらけのガラス風防が問題です。
プラ風防でないので、サンエーパールは使えません。
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ガラスの場合は、キイロビンなどの商品に含まれる酸化セリウムでひたすら磨くしかないのです。
ご存知のように、ものすごく手間がかかる仕事になります。
なんども経験しましたが、労力の割に効果は得られません。
 
今回は、キイロビンでなく、高純度酸化セリウムというのをネットで購入。
濃度・純度が高いだろうから、ちょっとはキイロビンより効果があると、期待して。
 
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一応、マスキングテープをして(意味なかったですが)
酸化セリウムの粉を水に溶かして、リューターのバフにつけてひたすら磨く!
という作業を1時間~2時間ほど。
 
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キイロビンより、マシ、かなぁ。ちゃんと実験していないのでなんとも言えないけど。
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もちろん縁にある深い傷は取れません。
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ベゼルのメッキはげとかも気になりますが、どうにもできないので、本体はこの程度で。
 
クロコダイルでジャストサイズのストラップを作りました。
いつもの切り身仕立てです。
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剣先は「オメガ型」です。
 
マットのクロコ、小さ目の竹斑
尾錠側7.5cm
剣先側10cm
幅12mm-9mm
厚さ2.5-2mm(フラットタイプ)
ステッチ:ビニモ8番手の黒
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遊革、定革は通常通りです。
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ボロいですが、純正尾錠です。
 
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黒に金色は高級感がありますよね。
一応、ゆるめに着けたいとき、ジャストで着けたいときように、小穴は2つ。
 
いつも通り、裏材は牛革
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ガラスのキズがイヤだけど、結構オシャレね。ですって。
 
一度、おめえも磨いてみろ、と言いかけましたが、せっかく使っていただけるとのことですので。
 
 
今日はこんなところで。