SEIKO Speed Timer 6139-7020 その3:はつらつセイコー!風防交換

スピードタイマーにぞっこんな今日この頃です。
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スピードタイマーは、当時のモータースポーツの流行とあいまって、大人気の商品でした。現代風のデザインではないかもしれませんが、カッコイイです。
そのうち、二つ目や目無しのスピードタイマーもやりたいところです。

はつらつSEIKO!
風防もはつらつに行きたいところです
ガラス風防が傷だらけでした、、例によって酸化セリウムで頑張るしかないのですが、、傷がひどいので、スピードタイマーのガラ箱から同じ径であることを確認して、すこしだけマシなものを持ってきました(左です)。どっちもひどいのは分かっていますが。
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シャーレに酸化セリウムの粉を入れて、水を少し入れて、リューターでウィーン、と辛抱強く。飛び散らないようにジップロックの中でやっていますが、コレがまた視界が悪い。まぁ見てても何も変化はないのですが。
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途中経過(右半分が研磨中、左がそのまま)
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ウーーーム、先が長いなぁ、、気分転換で、ガワを掃除していました。
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インナーベゼルは回転式です。このギザギザが巻き芯についているネジと90°で噛んで回ります。
しかもリングバネが入っているので、適度なテンションがかかって操作しやすいです。ペプシのものには入っていなかったのでクルクルと回ってしまいます。
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こんなもので勘弁いただく。
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ついでに、ガラス研磨のモチベーションを高めるため、ちょっとハメてみようか、と思ったら、、、ベゼルがスカスカ

外径が同じでも、肩の角度なんかが違って、ダメだったようです。

やっぱり最初の風防を磨かかなきゃいかんのか、、、振り出しに戻ったため気がめいってしまいました。



そういえば、新品のストックがあったじゃないか、と、取り出したのですが(左下)、これもちょっと違うみたい。ベゼルが緩いです。
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風防のストックには、ガラスのものは非常に少ないので、この際、気にせずプラ風防にしようではないか。
(磨くという選択肢はもう無くなっています。つらいので)



ちょっと探すとピッタリのものがありました。よかったよかった。

先に、風防を挟むためのSSリングにパッキンを乗せてケースに乗せます。そのパッキンにちょっとだけシリコングリスを塗って、そのあと、内側に回転ベゼルを乗せます。
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最後に、風防を入れて、ベゼルをかぶせてガワ閉め機で閉めこみます。

サイズはピッタリです。しかも、セイコーですから、道義的にもいいでしょう。なんとなく。スポーツマチック用
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70年代ともなれば、ガラス風防が多いです。
本来のスピードタイマーは左のようなこのように平坦なガラス。今回、プラ風防で「ドーム風防化」!ビンテージっぽくなった、という前向きな解釈で行きましょう。
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これで、ムーブメントも外装もおしまいです。
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ぷっくら風防の雰囲気は伝わるかな~。
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と、今日はこんなところで。

次回、ワニ革ベルトです。


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