SEIKO 7S26 ダイバー10BAR resist (その3:ストラップ編、ペプシカラーと言えばMJのBad)

セイコー ペプシカラーベゼルのダイバーの続きです。
ボロボロのベゼルと風防ですが、味があって、オールドダイバーという雰囲気。
ペラい部品の7S26を搭載した実際はあまりオールドの部類じゃないやつ。
これに合わせるストラップを作るにあたって、ペプシカラーにこだわってみました。
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こんなカラーリングのストラップはまず販売されないでしょう。ゴテゴテ。
オーダーする輩もいないでしょう。いや、案外ロレックスのGMTにこんなのどうですか。

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ワニ革:クロコダイルの寄せ集め(アゴと玉斑)
幅:22-20mm
長さ:尾錠側6.8cm、剣先側10.1cm
厚さ:3mm(アンコなし、フラット)
台座:3.4cm x 13.4cm
5番手ビニモの赤
サル革は黒と赤でダブル固定
コバは青

今回、黒の革を使うことは決めていたのですが、どうしようかな、と。

ちょうど、2~3か月に一度の、ストックワニ革を愛でる日だったので記念写真。
なるべくカピカピにならないように、それなりに湿度があって温度が変わりにくい物入れにまとめて入れてありますが、それでも時々手入れをする必要があります。
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軽く馬毛のブラシでホコリを払ってから、綿の衣類の切れ端で、サフィールの爬虫類クリームを塗りこみます。
5~10分して乾いてから、乾いた布やストッキングで優しく磨きます。

中央に見える、自慢の「丸革」(一匹買い)は、去年、嬶に誕生日プレゼントとして買ってもらったもの。なかなかもったいなくて手を付けてなくて、飾りみたいになってますね、、。
今回も、時計のグレードとダメージ具合からいうと、コイツの出番ではないか、と。
逆に、すこぶるケチな方針に。


ハギレで手に入れた、アゴと玉斑です。
台座部分と、尾錠側はアゴなので四角いですが、剣先側は玉斑、、、。
材料をけちる、素人のハンドメイドならではの組み合わせ。
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裏の革は、ペプシカラーの赤で。
いつものように裏を漉いた後、補強材を入れて、ピアノ線を巻き込んで張り付けまして。
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このあと、慎重に、リューターのヤスリやサンドペーパーとか色々使って幅を微調整します。
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とくに、尾錠をすんなり通るように注意します。コバの仕上げを加えてもキツキツにならないように、やや、余裕を持たせておく。
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そしたらば、ネジ捻でラインをひいてから、菱目打ちで穴をあけて、
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どんどん、縫いましょう。
縫い終わったら、コバを塗ります。コバはペプシカラーの青で。

固定のサル革なので、何か所か細かく縫い止める作業もあります。
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特に、最後、糸を留めるとき、いつもライターであぶって、溶ける瞬間に押し付けて仕上げるのですが、あぶると定革が焦げてしまうので、ジリジリあぶったドライバーなんかを使って糸を留めます。

台座は、スリットをあけて磨く作業が結構大変です。
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リューターに付けるヤスリのパーツで、こんな便利なやつを入手したのではかどります↓コーンペーパーだっけか、、?たしかにトウモロコシみたい。
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ということで、完成
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尾錠は一応、何かのセイコーダイバーのもの。だったと思う、、。

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装着時は見えないけど、この、軽薄な赤、あるいは、ハレンチで真っ赤っ赤な色は、中年男のカッコヨサをイメージして(?)



二つとも固定されたサル革は、機能性よりもデザイン性。2ミリの落差があるはずですが、ほとんどストレートなデザインに見える。無骨な感じで、ダイバーっぽくてヨロシイ。
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カラーリングとしては、もちろん、ちょっとうるさいけど、これぞペプシにピッタリのストラップ!ということで。
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この「黒にちょっと赤」というイメージにピッタリなのが、私の好きなマイケルジャクソン。BAD期の頃。
日本で大ブームになったときですな。くしくも、このダイバーが売られていた80年代!?
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そうそう、そういえば、ペプシはマイケルのスポンサーで有名でしたね。
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アップにすると、大急ぎで作ったコバがいつも以上に見苦しいけど、恥ずかしがらずに。

このころのマイケルは、整形だの白斑だのという悪評が立つ前だから、一般の人もそれなりにカッコイイと思っていたでしょう。このBAD(ワル)っぽい衣装も印象的で覚えている人も多いはず。

マニアックだけど、BADの曲だけでなくってSpeedDemonという曲でもこの衣装でした。
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まだCG技術なんてのが進んでない時期。今見ると、なんだかシュールなプロモーションビデオ(MJは「ショートフィルム」と呼ぶ)なんですよ。アニメーションとマイケルが入り混じる動画。当時はすごかったわけで、、。
コレコレ。最後は一緒に踊っちゃうんです。
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後姿も一枚
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おっと、これは時計ブログでした。
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すっかり冷えてきてダイバーの時期でなくなってきましたが、ガシガシ使っていきましょう。



今日はこんなところで。

また、やたらに忙しくなってきたので11月まで時計も革もいじれない日々になりそう。
でも時計のことを考えて頑張ろう。
更新も頻度が下がりそうですね。

読んでくれてありがとうございました。
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