SEIKO ACTUS 6306-7010 (その3;ストラップ編 アリゲーター)

セイコー アクタス6306の続きです。
今日は、これに合わせて作ったストラップについて。
イメージ 1
コートジボアール戦を見ましたが、本田のシュートはすごかったけれども、明らかに完敗だったように思います。テレビではネガティブ発言はNGですから、悪夢の2分間、次は頑張ろう的なムードでしたが。シュート数19-7、枠内シュート9-4、ポゼッション57%-43%、なんていうスタッツを見ると妥当な結果なんではないかと。
別チャンネルでセルジオ越後が、コートジボアールのほうが明らかに力が上だったと2、3回言っていたので納得して(?)NHKに戻った次第。
直後のニュースでイラク情勢が映った一方で、渋谷のスクランブル交差点に、代表戦のために多量の警察官が配備されたというニュースを見て、日本は平和だねぇ、、と。
イメージ 2
無関係なマクラが長くなりましたが、私も平和に甘えてブログ更新をば。


アリゲーター黒のシャイニー、竹斑です。
いつもの通り、「細手首」仕様です。

剣先側:9.8cm
尾錠側:7.8cm
厚さ:3.5-2.0mm(薄いアンコ入り)
定革ひとつ
ステッチ:深い緑の5番手

※途中で誤って、尾錠側を長くしすぎました


仕上げのほうだけですが、制作過程を少々。
いつも通り、表革のワニと裏革の牛革を張り付けたところです。
ネジ捻で、2mmのところにラインを引きます。
イメージ 3

コバの仕上げは最後ですが、定革の部分は張り付けてしまうので、先に仕上げました。そのあと、菱目打ちで穴をあけて
イメージ 4


5番手のビニモで縫い上げます。深い緑なのでそんなに目立ちません。
イメージ 5


ヘリを落とします。
イメージ 6


栗の皮むきナイフを熱して、コバを真横から焼き締めます。
イメージ 7



そのあと、さらにフチ捻を使って押し付けて飾り捻を入れつつ、シメてやります。
イメージ 8
こんなかんじです、、加減がまあよくわからないんですけど。
イメージ 9

こうすると、上から見たとき、コバの部分がシャキっとします。
イメージ 10


この後、もう一度紙やすりなんかで整えてから、塗りに入ります。
イメージ 11

ダークグリーンの顔料で仕上げます。
イメージ 12

小判穴(ツク棒の穴)をあけたら、ヤスリで削って、トコノールでシコシコします。
イメージ 13


剣先側にも必要な小穴をひとつあけましょう。
イメージ 14


だいたい完成したのですが、トコノールとかロウとか、接着剤とか、汚れがついていますので、最後きれいにしたいです。
イメージ 15
革もハギレなので、ちょっと乾いてカピカピで、ヒビがけっこう目立ちます。

少しでも栄養を与えるため、コイツを。
爬虫類用のクリーム、「サフィール」の「レプタン」です。
イメージ 16
溶剤が入ってるようなので、磨くと、多少色落ちすることもありますけど、やはり効果を感じます。
イメージ 17
最後は、ストッキングでゴシゴシと磨いてツヤを取り戻します。


一応の完成です。
イメージ 18
白文字盤に黒字の全アラビア数字。くそまじめな上にチャッちく見えるとも言えます。
時計にシャレっけがないので、黒い革に黒のステッチ(あるいは生成り)では、どうも地味だな、、と思いました。

考えた末、青もいいかと思いましたが、めずらしい配色ということでダークグリーンをステッチとコバに使ってみました。
イメージ 19

裏革もダークグリーンで。
イメージ 20


尾錠は安物です。セイコーの純正がほしいけど高いですからねぇ。
イメージ 21


多少、干からびていますが、いちおう、シャイニーです。装着してみましょう。
イメージ 22


おもちゃっぽい時計もアリゲーター竹斑で少し高級感が出たかな、、?と自己満足。
イメージ 23

ちょっと尾錠側を長くしすぎたので、一本の定革からはみ出した剣先が気になります。遊革を後付けで、作ろうか思案中。
イメージ 24



時計本体には、進みすぎるという難題を抱えながらも、トータルで見た目としてはけっこうきれいになりました。


今日はこんなところで。ありがとうございました。






ブログ村に登録しています。クリックして応援してもらえると励みになります。

イメージ 25


イメージ 26