シチズン オートデーター ルーキーのつづき、ストラップ編です。
今日は、完成したストラップとの記念写真を。
クロコダイル マットの竹斑
裏革はオレンジのブッテーロ
幅:18-16mm
長さ:尾錠側7.6cm、剣先側9.8cm
厚さ:2.5mm(アンコなし、フラットタイプ)
ステッチはハジッコのみ;8番手ビニモのオレンジ
サル革は太めの遊革のみ
本当は純正のCマーク尾錠がほしかったのですが、持っていませんので安い金色の尾錠。
今回は、コバのオレンジを目立たせるため、竹の模様を楽しむため、ステッチなしです。時間がないから手を抜きたいから、などという理由もあるのかもしれません。
強度の関係で、時計側、尾錠側のそれぞれ先端部分にはステッチを入れました。
剣先にはワンポイント、デザイン性を高めようと、ステッチを入れていますが、8番手では目立ちませんね。
風防とベゼルは、もともとのボロイジャンク由来です、特に研磨をしていないので、サイドビューはこのように1階と2階で綺麗さが違ってます。
取り付けた時の写真です。
苦労したジェットですが、なんとか今も動いています。うーん理由がわからん。
リューズがちょっと飛び出ています。
ルーキーは、本家ジェットの若者向け廉価版で、手巻き機能をなくしているため、リューズは、「ツラ」になっていて、正面から見た場合、見えないのが本来の姿。
ただ、今回、巻き芯の切断がやや長すぎたようです。
一応、リューズのパッキンはチューブと噛んでいるのでいいと思って妥協しました。
そもそも、これは完全非防水です。裏蓋はOリングのないスナップ式、ベゼル&風防も簡単に開閉できます。なので、そこまでリューズにこだわってもしゃあないだろう。と。
とにかく今回のテーマはオレンジなんです。
たまたま手に入れたハギレのブッテーロを使いたかったのです。
それに、茶色&オレンジ色の組み合わせは若者っぽくていいじゃないですか。
ルーキーっぽくて↓
ジェットローターのおかげで、自動巻きと思えないような薄いケースです。
したがいまして、今回はアンコ(芯材)を入れないで、完全にフラットな薄めの2.5mmでやったのです。もちろんアンコ入れないから省エネですよ。
今回、顔料仕上げですが、比較的きれいにコバが仕上がりました。新しいコート剤を導入したおかげかもしれません。明日の制作風景で紹介したいと思います。
そうそう、ケース、ウラブタはデッドストックですから、きれいですよ、ただ、Jet Rookie表記です。内部はAuto Dater Rookieなんですけど。
1965年1月製ですかね。
オレンジ色x茶色と言えば、私がしょっちゅう使っているコーチのリュックと記念写真をとりました。アウトレットで買って、最初に使ったとき、ポケット内側のナイロン部分が裂けました。もうアクセスが困難な遠方のアウトレットであり、かつ、セール品につき、返品等できせん。ということのようなのでそのまま使用してます。
これ以来コーチでは買い物をしていません。
装着した感じだと、このワンポイントのステッチ、見えるかな、、?
まあ誰も見てないです。
この↓必要最低限のステッチの入れ方、けっこう好きです。
ビンテージのストラップでこういうタイプのものって多いんですよね。バネ棒の入る部分だけ糸が入っているやつ。
なんか名前があるんですかね、○○ベルト、という。まあふつうワニ革ではやらないんでしょうが。
最初の完成当時、季節感を出してみました。柏餅、好きなんです。
この写真でも季節感を。
ウチの坊主ため、というより、親の自己満足のため、折ってあげたカブトと記念写真。我が家のルーキーはカブトとは何か、かぶるとは何か、という知恵がまだついていません。↓コイツのほうが嬉しそうにかぶっています。
ということで、オレンジを生かしたクロコ革ストラップのご紹介でした。
コバだけですが、装着していると手を伸ばしたとき、結構目立ちます。自分としては若々しくなった気がしてうれしい感じ。
明日、「その4:ストラップの制作風景」で、このジェットもおしまいです。
今日はこんなところで。お付き合いくださりありがとうございました。