CITIZEN Auto Dater Rookie (その3:茶色とオレンジはよく合うね)

シチズン オートデーター ルーキーのつづき、ストラップ編です。

今日は、完成したストラップとの記念写真を。
イメージ 5
クロコダイル マットの竹斑
裏革はオレンジのブッテーロ
幅:18-16mm
長さ:尾錠側7.6cm、剣先側9.8cm
厚さ:2.5mm(アンコなし、フラットタイプ)
ステッチはハジッコのみ;8番手ビニモのオレンジ
サル革は太めの遊革のみ

本当は純正のCマーク尾錠がほしかったのですが、持っていませんので安い金色の尾錠。
イメージ 6

今回は、コバのオレンジを目立たせるため、竹の模様を楽しむため、ステッチなしです。時間がないから手を抜きたいから、などという理由もあるのかもしれません。
イメージ 7
強度の関係で、時計側、尾錠側のそれぞれ先端部分にはステッチを入れました。

剣先にはワンポイント、デザイン性を高めようと、ステッチを入れていますが、8番手では目立ちませんね。
イメージ 8

気力の問題で、プラ風防の磨きはやや足りないですが、まあアンティークということでいいでしょう。このサイクロプスレンズは、大きく見えないです、ほとんど。
イメージ 9

風防とベゼルは、もともとのボロイジャンク由来です、特に研磨をしていないので、サイドビューはこのように1階と2階で綺麗さが違ってます。
イメージ 10

取り付けた時の写真です。
イメージ 1
苦労したジェットですが、なんとか今も動いています。うーん理由がわからん。
リューズがちょっと飛び出ています。
ルーキーは、本家ジェットの若者向け廉価版で、手巻き機能をなくしているため、リューズは、「ツラ」になっていて、正面から見た場合、見えないのが本来の姿。
ただ、今回、巻き芯の切断がやや長すぎたようです。

一応、リューズのパッキンはチューブと噛んでいるのでいいと思って妥協しました。
そもそも、これは完全非防水です。裏蓋はOリングのないスナップ式、ベゼル&風防も簡単に開閉できます。なので、そこまでリューズにこだわってもしゃあないだろう。と。
イメージ 2
とにかく今回のテーマはオレンジなんです。
イメージ 3
たまたま手に入れたハギレのブッテーロを使いたかったのです。
それに、茶色&オレンジ色の組み合わせは若者っぽくていいじゃないですか。
ルーキーっぽくて↓
イメージ 4


ジェットローターのおかげで、自動巻きと思えないような薄いケースです。
したがいまして、今回はアンコ(芯材)を入れないで、完全にフラットな薄めの2.5mmでやったのです。もちろんアンコ入れないから省エネですよ。
イメージ 11
今回、顔料仕上げですが、比較的きれいにコバが仕上がりました。新しいコート剤を導入したおかげかもしれません。明日の制作風景で紹介したいと思います。

そうそう、ケース、ウラブタはデッドストックですから、きれいですよ、ただ、Jet Rookie表記です。内部はAuto Dater Rookieなんですけど。
1965年1月製ですかね。
イメージ 12

オレンジ色x茶色と言えば、私がしょっちゅう使っているコーチのリュックと記念写真をとりました。アウトレットで買って、最初に使ったとき、ポケット内側のナイロン部分が裂けました。もうアクセスが困難な遠方のアウトレットであり、かつ、セール品につき、返品等できせん。ということのようなのでそのまま使用してます。
これ以来コーチでは買い物をしていません。
イメージ 13

装着した感じだと、このワンポイントのステッチ、見えるかな、、?
まあ誰も見てないです。
イメージ 15

この↓必要最低限のステッチの入れ方、けっこう好きです。
ビンテージのストラップでこういうタイプのものって多いんですよね。バネ棒の入る部分だけ糸が入っているやつ。
なんか名前があるんですかね、○○ベルト、という。まあふつうワニ革ではやらないんでしょうが。
イメージ 16

最初の完成当時、季節感を出してみました。柏餅、好きなんです。
イメージ 17

この写真でも季節感を。
ウチの坊主ため、というより、親の自己満足のため、折ってあげたカブトと記念写真。我が家のルーキーはカブトとは何か、かぶるとは何か、という知恵がまだついていません。↓コイツのほうが嬉しそうにかぶっています。
イメージ 14

ということで、オレンジを生かしたクロコ革ストラップのご紹介でした。
コバだけですが、装着していると手を伸ばしたとき、結構目立ちます。自分としては若々しくなった気がしてうれしい感じ。

明日、「その4:ストラップの制作風景」で、このジェットもおしまいです。

今日はこんなところで。お付き合いくださりありがとうございました。