ロレックス オイスター プレシジョン ref.6426 その2
前回の続き、ロレックスのCal.1225、今日はムーブメントの組立です。
まずは、切れたゼンマイの調達です。
ありがたいことに、ロレックスのアフターパーツは簡単に手に入ります。
オクで有名な、スイスパビリオンです。
ゼンマイが純正かアフターパーツか、判断つくのかね。
こういう時計が日ロレに今後持ち込まれたら、非純正のゼンマイつかってるんで、これは改造品としてみなすので受け付けられません、ってことになるんですか。
ゼンマイ専用グリスを注します。
例えば、これは、ガンギの保油装置の注油後の写真です。一瞬で教科書的にさせるのだから自動オイラーは便利です。
まず、マキシンまわりを組みます。特に悩むところはありません。
接触面にグリスをつけて、組み立てます。
カンヌキおさえのパーツなんかもシッカリしていて頼もしい感じです。コテツ車の表裏について、悩むことが多いですが、これも、上下、違うので注意します。どっちだったか。記録が残ってないのですが、ちゃんと、分解のときと同じように入れたはずです。
カンヌキ押さえ(裏押さえ?)までとめたら、ムーブメントの表に行きます。
二番車、香箱、香箱受けを組みました。
輪列
受けをかぶせて
丸穴、角穴
出車を指して、秒カナをおさえるピンを組みまして、
そいで、アンクルを組んだらば、
裏側から、ツメ石に注油します。
テンプを組み込んで、
キフショックのピンを持ち上げて石をはずして、テン真の耐震装置に注油
これで大体、完成したので、タイムグラファーにかけて
すこし、片振りがあるので、ちょっとだけ調整して
今度は少しだけ進み気味ですが、片振りはなくなりました。
こんなもんで、勘弁してもらって残りの作業をします。
裏側の筒車・座金を入れたら、
裏返してエトアシを留めて、
文字盤を固定します。
あとは、注意深く、針を刺して、
針の重なりを確認して完成です。
これでしばらく様子を見ます。
それにしても、古時計が好きな人にはたまらない、くたびれた雰囲気ですね。
針も文字盤もとっても魅力的です。
次回、「その3」は外装編です。磨きをしたわけではありませんが。
読んでくれてありがとうございました。
今日はこんなところで。
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