ペースクロック(週末は薄いバセロンとPADIセイコー)

麻生太郎なみに漢字が読めないのですが、螺子・発条・薇・錘・鏨あたりはスイスイと読んでみたいドラのび太です。
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週末は、自慢のヴァシュロンを腕にして、ほぼ1年ぶりに四ツ谷のティン・フックというカレー屋を訪れました↓
https://blogs.yahoo.co.jp/doradoranobinobitata/66548101.html
前回ほどの感動はなかったけど、やはりうまかったです。
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帰りにカカアが新宿のビックロに寄るというので、ヒマなので時計売り場へ行ったら、ありました。超薄いシチズンの新作のエコドライブワン。
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雑誌でもネットでも情報を見るだけでさぞ薄いんだろうな、と思ったけど、現物を見るとスゴイですね。径が結構大きいから余計薄さが際立ってます。

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薄いといえば、私のバセロン様だって負けてないのです・
本体がブレスの厚さと比べられるような薄さです
自動巻きで120メートルだったかの防水を誇るのにこの薄さはすごいです。
でも、ブレスが無垢でシッカリしてるからそれなりに重いです。

このヴァシュロンの初代オーバーシーズは、キャリバー1311というムーブで、ジラールペルゴのGP3100というムーブメントなのですが、ホントに薄いです。
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ムーブメントと文字盤でこんな様子です。
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なにしろ自動巻きのローターを合わせても2.95mmだそうです。

なので、このようにけっこうギッシリと小さな歯車を一枚の受けで受けるので組み立てに気を遣います。
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先日、雑誌のコラムで、このムーブメントを壊れやすいとかイマイチ、と書いてあるのを見ました。だから、初代オーバーシーズを狙うならむしろクォーツが良い、なんて。
パーツが小さいしムーブが薄くて繊細そうだから、そうなのかもしれないけど、
この薄さで自動巻きとカレンダーがついちゃって、精度も安定してるし、パワーリザーブが50時間もあるんです。バカにならんよ。
雲の上のバセロン様が採用しただけのことはあると思いました。
このムーブは結構息が長くて、今でもジラールペルゴの時計にはこれ(の後継)が使われてるみたい。

今のところ、スリッピングアタッチメントも大丈夫なんでしょう。手首から外してもしっかりと50時間動いてます。巻き上げ効率も上々です。自分で洗浄・オイリングした切替車がしっかりワークしてるようでうれしいです。こいつが果たして2年とか3年とか維持できるのか?気がかりです。

さて、薄いといえば、この時計
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クロックですが、ただのクロックじゃなくて、プールなんかで使う特殊な時計なんだそうです。ペースクロック、とか言うようで、時針がありません。赤が秒針。

何メートルをどのぐらいで泳いだのか、休憩をどのぐらいとるか、泳いでる本人が確認するためにプールサイドに置かれるものなのです。
用途を考えると確かに時針は不要ですね。
ふと、レギュレーター配置の時計を思い出しました。あれも分針を見やすいように時針をどかしていましたね。
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(イヤ、まぁカンパノラのコレは結局、見づらいんだけどネ)


ノビスケにプールでも習わせようとカカアが無料体験に申し込んだのですが連れて行ってびっくり。付き添い席の込み具合がひどい。イモ洗いです。イメージ 8
そういえば、ダイバーウォッチも、潜水時間の計算に大事なのは分針ですよね。このPADIも分針だけ赤色で目立つようになってます。

ノビスケは私に似て、泳ぎも運動もヘタそうだけど、まぁ、やらしてみれば好きになるかもしれないね。
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プレジデントか何かで、東大生の習い事のナンバーワンが水泳だったとかなんとかというつまらない統計が出ていたのを思い出しました。
水泳は集中力が高まる、自分との戦い、とか書いてあったような。
だからお宅の子供に習わせてみてはどうか、みたいな。

時計イジリも自分との戦いです。とくにパーツを紛失したとき。
東大生に時計趣味のやつがいるのかを聞いてみたいところです。

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座る場所がなくて、ノビオと地べたに座って退屈なプールでしたが、ペースクロックのことを知ることができて、ひとつ勉強になりました。


今日はこんなところで。

読んでくれてありがとうございました。
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