We are the Watch Freaks(今日の時計はロレックスの手巻き6426)

こんばんは。秒針が0を通過するときに分針がインデックスから微妙にズレているのが気になるドラのび太です。
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梅雨は明けたのか、真夏みたいですが、そんな日の古時計は、オイスターケースのロレックスRef.6426。ブラックコーヒーにブラック文字盤を合わせてみました。

一か月ぐらい前でしょうか、MajorWatchという雑誌が出ました。
Lightningみたいなロレックスを中心としたビンテージ時計の雑誌です。「脱マニア宣言」、「女の視線を集めるモテ時計」なんていう言葉に、「ムムム」と思いながらも、この手の時計本も楽しいので、ついつい手に取ります。
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内容はだいたい思った通りで、全体的にとても楽しかったです。特に、後半で、オーバーホールの様子が詳細にレポートされていたのは面白い。裏蓋を閉めるときに、グリスを塗りこんでおくことで、将来的に固着を防ぐ、というのが興味深い話でした。


で、どうでもいい所が気になったのです。「この職人は、いわゆる時計マニア・オタクではなく、アメカジの世界観を持つ、オシャレなオジサンなのです。だから、オシャレな読者のアナタもこんなファッショナブルな感じの職人にまかせてはどうですか?」というような主旨の文章が添えられていました。
そこを読んで、「ダサい時計オタクでわるかったな、コノヤロ」という気持ちが湧いてしまうのですね。

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たしかに、私が言うまでもなく、古時計の趣味人の流派はいくつかありそうで、二つに分けることもできそうです。地味な国産時計あるいはムーブメントにこだわる「オタク系」と、1本100万円を超える派手なロレックスを購入し服装も稼ぎ方もおそらくかっこいい「ファッション系」の人々と。
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自分はオタク系だと思います。でも、服装も稼ぎもダサいですが、古いロレックスに関心が無いわけではありません。かっこいいからロレックスを無理して買ったこともあります。
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なんだか虫が好かなかったのは、トンボ本を本棚に飾るオタクを「こんな人たち」と名指しし、ファッション系の時計好きはそんな人とは違う時計を持ちなさい、だからロレックスを買えば間違いないのですよ、という論理で宣伝してきたことなんですよ!!!
鼻息が荒くなりましたが、ごめんなさい。ようするに被害妄想でしょうか。
勝手におまえが意識してるだけって? ああ、そうか~。

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先日、アベ総理の演説での「こんな人たち」発言について、左系のコラムを見かけたのですが、レッテルを張って、敵味方を分けて、仲間意識を高揚させて敵に攻撃的になるのは、マフィア的だとか、ヘイトスピーチに近いものがある、とかいう話でした。
まぁ、私には、その辺のことは良くわかりませんが、オタク系時計好きも、オシャレ系時計好きも、同じ、時計が好きなオッサンです。二つに分けなくてもいいじゃないですかね。どちらがイイとか偉いってこともないはずで。いや、雑誌が攻撃的だったわけでもトンボ派をヘイトしたわけでもありませんが。
(結局、貧富の差で半分に分けらるのか。いや国産古時計も信じられないような高額で取引されているものもありますね。)

ロレックス好きも、セイコーオタク以上にマニアックだと思うし。フォントやインデックスの大きさがどうだとか、VRとかMMとかPCGとかOCCとか謎の頭文字の羅列にしても。セイコーマチックの全系統をアーカイブすることと同じくらいマニアックです。
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いや、私が思うのは、みんな、同じ時計好き、神の子、地球の子、ということです。

時計が好きなことで、見た目や稼ぎが違う人も仲良くなったら素敵だ。主義や主張が違う人も仲良くやれば面白くなる。アベ総理はオメガが好きなようですが、レンホウ民主党、もとい、民進党代表も祖母にもらったオメガの時計を大事にしているらしいです。ほら、仲良くすればいいのです。
それは世界平和ですよ。時計は地球を救うのですよ。



そうそう、ロレックスと言えば、また本日、「遺品整理」という出品がなかなかの値を付けました。面白いものですね。

おしまいに、また時計ベルトの紹介です。昨日の夜中に完成しものです↓ファッション系というかビンテージでカジュアルなイメージで作ってみました。ワニの型押しだとカチっとしすぎたオメガの30ミリも、ぐっとカジュアルで付けやすい時計になりました。
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あいにく、完全非防水なので真夏にはつけられませんね。ロレックスの方がいいでしょう。



今日は、こんなところで。読んでくれてありがとうございます。ブログ村に登録しています↓応援クリックうれしいです