ロレックスとどう向き合うか(8月はGMTマスターRef16700)

忙しく暑かった8月が終わりそうです。ブログのことをいつも考えていたけれど、あまり時計いじりはできていません。

今日は、ロレックスについてツラツラと。
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左から、スピードキングRef4220(Cal.10 1/2)、パーペチュアルRef.6580(Cal.1030)、GMTマスターRef16700(Cal.3175)

三本買うと、とりあえず鎮火するというパターンが多いです。カンパノラとか、セイコーのスピードタイマーとか。
全て手元に残すかどうかは別として、手に入れたいという欲求が下がるようです。じっさい、カンパノラも、生活苦のため1本しか残っていません。


ロレックスは、カンパノラを買って時計が大好きになった時から、敬遠していました。興味のないころからも、こういうイメージでしたので↓
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もちろん、宝石をちりばめたデイデイトのようなモデルと、ステンレスモデルは別物であることは、わかってきましたが。


それで、古いセイコーのスポーツモデルをあれこれ見ているうちに、急にGMTマスターのペプシベゼルが魅力的に思うようになりました。それに、チュードルのサブマリーナを気に入っていたので、ロレックスへの抵抗もなくなっていました。

Ref16700は、年代的に中途半端というか、ロレックスマニアのこまかいところはよくわかりませんが、相場としてはそれほどの高額ではないものです。
もちろん、自分にとっては、史上最高額の時計です。
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それでも、無理した甲斐はあったようで、何度見ても、いわゆるロレックスらしいカッコヨさを感じます。
この8月は、ブレスレットで何度も着用しました。やっぱりオンボロジャンクとは違って、比較的新しい、オイスターケースなので汗をかいても大丈夫そうだったので。
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八月頭のころだったか、用事があって家族で赤坂に行ったのですが、さすが日曜日はオフィス街は空いていました。
金子半之助の天丼、おいしかったです。


次の週は人形町のほうだったか、嬶の買い物に付いていきました。なんという店だったか、忘れたけど、うどん。
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2週間ぐらい前の二子玉川のミドリ寿司。時間を見ると、昼ごはんにしてはおかしい。
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信じがたい混みようで、2時間は軽く待たされました。庶民は、美味しくてちょっとは安い寿司を食べようと思うと、行列するしかないのです。やっぱり、無理してロレックスを持つような身分ではないのです。
それでもGMTマスターはかっこいいです。




さて、では、もっと古いロレックスはどうなのか。言うまでもなく、ロレックスは、時計業界、とくに中古時計のフィールドでは特殊です。ロレックスについて良く知らない人間が、がナンダカンダというのもおこがましいことです。

VR=「ヴォロいロレックス」という分野があり、一部の時計ファンに愛されています。
安い古時計が大好きな私のような人間にも、ビンテージの持つ魅力は理解できますが、ヴォロヴォロのサブマリーナが、現行のピカピカの高級スイス時計と同じように何百万円もするというのは、どうにも腑に落ちません。
中古の時計は、ボロい分、安くて新品よりお得に楽しめるというイメージを持っているからです。いや、古くてレアだから高価という別のルールがあるのはよくわかっていますが。
勝手に業界で価値をつけて盛り上げて、品質を二の次になんでもかんでも高額で売りつけるような雰囲気が、ハタから見ていても感じられる、というのが腑に落ちない理由だと思います。VRを購入する富裕層にとってみれば、ちょっとした遊びで、余計なお世話でしょう。

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一方で、庶民にも欲しいと思わせる魅力がビンテージロレックスにあるのは確かです。存在感のある見た目が単純にかっこいいし、時計のことを勉強すると、時計の歴史の中で、ロレックスが果たした役割は大きく、そのムーブメントやガワを、手元に置いてじっくり楽しみたいとも思うのです。
その気持ちが高まったため、VRという範疇にはいらないのかもしれませんが、ギリギリ許容範囲の価格で(オークションにて)、手巻のスピードキングと、自動巻きを手に入れることになりました。
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高額な舶来の古時計を手に入れると、本当に素人が分解してしまっていいのか、倫理的に許されるのか、時計に対して失礼ではないのか、という余計な思いが頭をめぐります。
でも、そもそも、神聖なムーブメントに素人が手を入れるということは冒涜であり、ガンコな時計職人のジイサンの逆鱗に触れ、メーカーでは客とみなされず、時計趣味の同胞さえも違和感を持って見られることなのかもしれません。
セイコーファイブだろうと、ロレックスだろうと。
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そういうわけで、ロレックスにもエニカやファイブと同じ気持ちで、向き合うことにしました。




スピードキングと、パーペチュアル6580の分解の様子は、近いうちにご紹介予定です。
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GMTマスターについては、まだメンテ不要なので、分解していませんが、やっぱりボロい時計ではないので、怖いです。針が1本多いし。とりあえずは、専用のワニ革ストラップをこさえているところです。
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今日は、こんなところで。
読んでいただきありがとうございました。
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