と、強がってみたところで、今日は、バブルバックを買わない宣言。不買運動!とは扇情的か。
バブルバック。個人的には、とても魅力を感じます。LowBeatのこの号を読んだらまた欲しくなるかと心配していました。
でも、買いません。買えません。買わないのです、たとえお買得なジャンクがあったとしても。
バブルバックの2つの魅力は、ロレックスの重要な発明であるパーペチュアル機構をリアルに感じられること、それから、愛嬌のある風貌でしょう。
グルングルンと分厚いローターがまるっこい裏蓋の内側で回っているのは、手に付けていて、さぞ楽しいだろうと思います。
それから、デザインです↑色々な文字盤があるけど、やっぱり、アンティークにしか見られない、太いベンツ針と、全アラビアが好きです。径が小さいけど、丸っこくて存在感があるというのも、細腕の私には、大きな魅力です。
丸っこい、と言えば、「ドラえもん」みたいなんですよ。
歌い出しのフレーズを1番から3番まで思い出してくだされば幸いです。
「頭テカテカ、さえてピカピカ それがどうした、ぼくドラえもん」
「姿ブクブク、お腹マルマル それがどうした、ぼくドラえもん」
※注 ドラのび太 改定
ぴかぴか・テカテカ、そして、ブクブク、マルマルした、裏蓋と風防。
それから、短いラグ足。バンドとの接続部分がまっすぐで短い足がかわいい。
それから、リューズチューブが飛び出て、リューズがドラえもんの手みたいに見える。
王冠ロゴも、当時の平べったいマークが多くてかわいらしい。
と、これだけだとかわいくてユーモラスというイメージだけど、やっぱり文字盤細部の緻密なところにはロレックスの風格が感じられます。
だから、スピードキングよりも、バブルバックのほうが欲しいな~と思ったことも何度もあるんですが、、
以下のように、よく言われる理由から、やっぱり買いたくありません。
①ガッチャ・リダン・ニセモノが氾濫
②不具合があってもパーツの入手が大変
③外装が他とそっくりでもバブルバックというだけで高額になる
加えて、現行時計に慣れている人からすれば、防水性や巻き上げ効率に難があります。
③で言えば、手巻でスピードキングのようなアンティークで、類似の雰囲気が楽しめます。
ずいぶん前、大きな中古屋で、「現状渡し」でリダンのバブルバックが置いてありました。見せてもらうと、手巻きに少し違和感があるとのことで、わりとお安い設定でした。
「巻上げの感触がおかしく、故障しているようなので、この価格です」と言っています。
でも、本物なの?とかキャリバーは?とか聞いたら、「開けていないのでわかりません」だって。裏蓋開けて見せてもらえるの?と聞いたら「お買い上げのあとになります」だって。店で開けてないはずないだろうよ。直して、売れるような状態にするとワリに合わないのでしょう。
やっぱりこりゃ、シロウトが無理に買うもんじゃないんだな、と、良い経験になりました。
LowBeatでは、上記①~③のような危険性を3ページにわたって丁寧に説いてくれて、最後に、「だから、ぼくたちのお店で買おうね!」と、ヒゲの御大が、微笑んでいる写真が出てくるわけです。健康食品か何かの通販のCMみたいだぞ。
ドラえもんみたいで魅力的なんだけど、やっぱり、ロレックスの初心者、ましてや私のようなシロウトが手を出すべきではありませんね。
ロレックスの筋金入りのファンでお金のあるコレクターが買うべきなのです。
ロレックス好きの先輩に「ロレックス、次買うとしたらバブルバックとかスピードキングとかどうですかね?」と、ためしに、聞いたことがありました。
「ウン、まぁ、さ。とにかく古くないエクスプローラーIがいいよ、一番。無難でカッコイイし使いやすい。」というお応えでした。
色々なロレックス・チュードルを売り買いしてきた人でしたが、バブルバックは、一度もない、ということです。なるほど、ロレックスを日常的にちゃんと使いたい人は同じような値段を出すなら、そういう結論になるのですね。
エクスプローラーが欲しいかどうかは別として、バブルバックは避けるべし、とありがたく受け止めました。
今日の甘味は、長野のお土産、かりんとう饅頭。カリっとおいしいです。
今日の時計は、バブルバックじゃないけど、こちらも丸っこくてアンティークな雰囲気が素敵なref.6580です。Cal.1030も、十分、ロレックスのパーペチュアルの歴史を感じることのできる古い時計です。
今日は、こんなところで、、
おっと、言い忘れていました。上記、金無垢・黒文字盤・アラビア・ベンツ針・オリジナルコンディション。。。。チーン、およそ150万円也!
やっぱり、「買えるけど」を撤回させてもらいます。
今日は、こんなところで。
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