先日、モスグリーン、あるいはオリーブと表現されるような色のカーフストラップを作りました。
久しぶりに革細工をやったら、いつも以上に、しょうもないミスをしました。
次からは作製中の写真です。
もともとは、プロマスターPMU56(ボーイズ)のためにオリーブ色のレザーストラップを作るのが目的でした。
入手時の純正のケブラー素材の、いかにもミリタリーなベルトです↑
裏側が死んでいて、このままでは使えない状態でしたので、似たようなミリタリー色のカーフストラップを作ろうとしていました。
ポイントは、ベルト留めのリングが、二つで、一つはステンレスのものです。このステンレスの部品は、生かしたかったのです。
ところが、なんと、厚さをよく考えずに作ってしまいまして、上記の金属のパーツでは、2枚のベルトを押さえることができません(通りません)。
ここまで作ってしまったので、方針転換。遊革一つの物にして、別の時計用にすることにしました。アテはなかったのですが、18ミリ幅、ストレートタイプのもので、ビンテージダイバーとかミリタリー風のものなら似合いそうなのでまあイイヤということですすめました。
ネジ捻で、ストラップの端の強化とワンポイントのためにロウを塗りながらミゾを掘りましたが、剣先の方のカーブが失敗しました。線が変です。
それで、ステッチは最小限の省エネ戦法でいくので穴あけはこれだけ↑
この方がビンテージっぽい味も出るしね。
で、このようにステッチを入れ終えて、尾錠のツク棒を入れるための穴を開けようとしたら、とんでもないミス!!↓
じつは、テーパーの無いストレートだったもので、どちらが尾錠側か一瞬、わからなくなってしまい、このように、尾錠側じゃなくて、時計側に開けちゃったのです!↓
こりゃ、もうどうしようもないので、予定を変更。剣先側の革のステッチをほどいて、穴を開けなおして↓(左の革です)縫うことにしました。が、このように両端の穴と位置が合わないので、
縫った後は写真右のように、両端のステッチだけ位置が高くなってしまい、全体にユガンでしまいました。。。まぁ、仕方ないです。ツク棒の穴はどうしようもないのでね。
で、ちょうど、このレザーストラップが完成したころ、セイコーのこの時計を入手したのです。純正の三連ベルトももちろんカッコイイのだけれど、このレザーストラップも似合いそうだ!ということで、レザーストラップの完成した真夜中に(1時ごろかな)、さっそく装着!
バネ棒がさびていて、外すのに苦労しました。バネ棒外しの先端が爪に刺さって折れました。。。なんとか外せました。汚いのでハブラシでラグ付近を洗いました。夜中の1時半ごろ。
というわけで完成しました。
ラグから尾錠までストレート18ミリで存在感があります。尾錠もダイバーみたいなごっついやつです。
この時計、ずいぶんハンサムです。ハミルトンのカーキとはチョット違うけど、カレンダーが無い、本家の方がスッキリしていていいね。
でも、7S26のファイブっぽい雰囲気もまとっているのでセイコーファンにはこちらのほうがオススメです。もちろん、ファイブとおなじようにウラスケです。
レザーの裏材もビンテージっぽいヌメ革にしました。けっこういい雰囲気だ。
画面左のステッチの歪みがやっぱりきになるけど、コバはたいして手間をかけていないけど、雰囲気は出ているのです。
裏蓋が厚いのでポッコリしていますね。リューズが小さすぎるかな。手巻ないからいいかぁ。
最初の目的だった、プロマスターのストラップはまた今度作ることにします。
今日は、こんなところで。読んでくれてありがとうございます。ブログ村に登録しています↓応援クリックうれしいです