RADO FLORENCE Ref.160.3605.2 2針クォーツ ETA 256.041 電池交換

今日は、ラドーの2針クォーツの電池交換を紹介します。
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フローレンス
クォーツ
ETA 256.041
6石
2針・カレンダー
前面サファイア風防・ベゼル
純正のコンビブレスを着せて


フローレンスは、現行のラインナップにも存在するシリーズです。
イタリアのフィレンツェか。コンセプトみたいのがすぐに見つからずラドーファンの人に詳しく聞きたいものです。
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ベゼルと風防が一体型のファイアで、いかにも現代的なラドーの時計ですね。コレ、リューズが抜けてる写真です↑
積極的には手を出さなかったようなデザインですが、偶然手に入れて、気に入ったのでお手入れしました。金銀コンビのデザインが最近気に入ってます。

裏蓋は丸型で、スナップバックです。四か所のネジはベゼル・風防を閉めています。
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電池はSR716SWです。
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2針クォーツなのに6石も使われていて立派なETAのムーブメントです↑
そこはかとくなく高級感が漂いますね。
2針なので、秒針がカチカチ動くよりパワーが少なくて済むのかどうかは不明だけど、4月の頭に電池交換して、今も問題なく動いています。
一応、石にはクォーツ用のシチズン・AOオイルをちょこっとだけ注しておきました。


電池交換でおしまいとおもったけど、ケースもブレスも小汚かったので、
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リューズを抜いて
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4本のネジを外して分解しました。
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このように、ガワと、ムーブメント・文字盤・ベゼル・風防が一式外れます。
上下の台形の土手が、ベゼル・風防に接着されていて、コイツをガワの外からネジで閉めることで圧着されているのです。
また、矢印で示したほうの土手がポロっと取れました・接着剤でついていただけのようで、経年劣化で外れてしまったのです。なんとも、危うい防水性ですね。
このままでは全くネジ留めが機能しないので、土手を接着剤で張り付けることにしました。

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御覧のようにパッキンが完全に溶けてしまっていました。ひどくベタベタしていました。


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ともかく、ブレスとガワの方を納得いくまでハブラシや超音波でゴシゴシときれいにしました。
とっても満足しました。
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四角いちょうど良いパッキンは無いので、丸型で代用します。

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このように上のほうの土手が、ベゼル・風防から外れてしまっています。パッキンはギリギリ、サイズは合いそうでした。
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土手を、2液タイプのEボンドで張り付けます。乾いてからネジの位置がズレていてはおしまいなので、このままガワに取り付けて、ネジを軽く締めました。
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そのあと、土手とベゼルをしっかり接着するために
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サランラップでグルグルにして、クリップで固定して一晩放置。。。
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このあとリューズをもどして、ネジを完全に閉めたらば完成です。
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レディースっぽくも見えますが、メンズです。
ブレスを私が使えるように短くします。
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マイナスドライバーで緩めるのかな、と思いきや
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ただ、ピンで打ち抜くタイプでした。トラップですよ。ドライバーが傷つきました。
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2コマ抜いてちょうど良くなりました
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バックル部分はシンプルです。デスクワークでヤラレやすい場所だからか、ちょっとキズだらけ。
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3個ぐらい上の写真のように、ここがパチンと閉まるだけのシンプルな構造です。
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トレーナーでは似合わない。
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縦28ミリ・横23ミリで小ぶりですが私にはちょうど良いです。
レディースでも同じデザインの物が出ていて、もう一回り小さいのです。

華やかなコンビのブレスに、カーブを描いた風防に、つるっとした文字盤。それにローマンインデックスがクラシカルで上品です。
こういう時計もたまにはいいものです。今度スーツの時に着用しましょう。



今日は、こんなところで。読んでくれてありがとうございます。ブログ村に登録しています↓応援クリックうれしいです