今日は、会社の同僚に頼まれたクォーツ時計です。
センターの針はクロノ針ではなくて、永久秒針です。
調子が悪く、電池切れかと思い、自分でやってみたんだけど、手では蓋が閉まらなかったというものです。
ふつうのスナップバックですが、開けるときの苦労の痕跡が見えます。
かなり固い圧着タイプです。一応、5気圧防水と書いてありますし。
それから、クロノグラフの帰零もズレていました。
これは、リューズとプッシャーで治ります。
けっこう、ホコリ(繊維)の付着があったので、ロディコで除去します。
スペーサーも取り出して、ヨゴレを取り除きます。
電池はいつ替えたのかわからなかったので
(一度時計屋で見てもらったようなことも言っていたので)
取り出して、残量を確認しました。OKです。
再度、電池を投入しました。
手前の爪をクイっと持ち上げて電池の出し入れをします。
パッキンにグリスを塗って
オールクリアーをしてから、
あとは裏蓋を閉めれば、、おしまい。簡単!と思ったら、、
ちょっとやってみようとするとうまくいかないのです。
最初、原因が良くわからなかったのですが、ベゼル(とガラス風防)が、全周で均一ではなかったのです。
このように、風防も、ベゼルも、ラグの両側にかけて薄くなる形状です。
ただし、ドーム状ではなく、12時、6時方向に差があるので厄介です。
さすがファッション時計です。凝ったデザインですね。でも、厄介でした。
最初見たときにはよくわからなかったのです。
それを踏まえて、力を掛けるときに注意しました。
裏蓋を下側にして、ベゼルのサイズの金属のコマでベゼルから押し付けました。
このように、6時側(ラグ)は浮いてしまいます。
横(9時位置)から見たもの↓
接触する点が少なくグラつくので、手でうまく本体を支えてやる必要があります。
でも、やることはそれだけです。うまくカクンと閉まりました。
キズは痛々しいですが、まぁそのままで勘弁していただきます。
本体のみ、借りてきたので、せっかくなので、手持ちのベルトに合わせてみました。
ごっついのでブラックモンスター用にこさえた台座付ベルトも似合うかな。
パット見の配色がチュードルのクロノタイムみたいです。ぜんぜん違うけど。
でっかいです。セイコ-・サードダイバーと並べてみると同じぐらいですかね。
若者にはサードより、D&Gの方がカッコ良く見えるのだと思います。
復刻盤サードが、チプカシに負けず、渋谷や原宿の町にあふれることを期待しましょう。若者のファッション誌のスナップ写真に、「時計:セイコープロスペックス。。。」みたいな、ね。
今日は、こんなところで。
読んでくれてありがとうございました。
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