リューズを高速回転させる店員(今日も7S26のファイブ)

こんばんは。今日は夕方に時間が取れたので、マクドナルドで何年振りか、ふつうのハンバーガーを食べて、そのあと、かかりつけの整形外科へ。
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今日も、7S26アジアン・ファイブ
ムーブメントにはジャパンメイドと書かれていません。
7S26-01V0というケース番号です。

リューズの話を二日続けました。
先日、友人の時計でリューズに関してちょっとだけ気づいた点があったので体験談を書いてみます。

とあるスポーツモデルのロレックスを買って数年たち、ちょっと調子が悪いので(カレンダーがデイトジャストで切り替わらず夜中にゆっくり回ってしまう)、オーバーホール&修理にお願いしました。わりと長期保証のあるお店なようです。

受け取りの際、私が会社の帰りに近かったものですから、ちょっと一緒に来てくれと誘われ、見学に行きました。
ロレックスなどに強い有名なお店で何店舗かあるようです。以前、ちらっと見たことが何度かありますが、ちょっとおっかない店員/アンチャンが多いなぁ、という印象がありました。いや、それこそがロレックス愛好家の姿なのか?とか思いながら、とりあえず、その日対応してくれたロンゲのアンチャン(というには齢がいっていますが)。
今日は着用せず、持ち帰りますと告げると、じゃあ、とりあえず、ちょっと巻いておきますね、と言って、ものすごい速さで、驚くスピードで、ゼンマイを完全に巻き上げましたよ。こちらが制止する間もなく。
オイオイ、と思っていたら、次に時刻合わせ。これも、すごい速さなんですよ。ツツカナが驚いてるぞ!と制止する間もなく。なんか高速回転が自慢のようにすばやく回すんです。
そいで、正規店のような詳しい明細は一切なく(それは仕方ないよね)、カレンダーの説明もないので、私が、カレンダーが治ったか聞くと、切り替わりを実演してくれましたが、、預けるときに伝えてあるみたいだけどなぁ。
防水試験とかされてるのか、効くと、防水時計だから、そりゃそうっすよ、みたいな返事。ウーン、ロレックス正規店のようには、やっぱり詳しくは書かれないんだね、と聞くと、そうっすねー、ウチは正規じゃないんで!今日から一年、保証があるんで、なにかあればまたご連絡ください!(オシマイ!)

と終わりました。
アフターケアの金にならない客だから接客を早く済ませたいのか、単に機械を愛していないのかわからんけど、もう少しリューズを優しく扱ってほしいなぁ、と思いましたよ。オーバーホールをしたのがこのアンチャンでないのは確かだけど、最後、お客にわたるときの対応は大事だよなぁと、余計なおせっかいを感じた体験です。

とりあえず、帰り道に、友人に話すと、
「あ、そうなの、確かに速かったよね、預けたときの人はもっと丁寧にいじってたけど。」だそうで、本人はたいして気にしてなかったので、よかったけどさ。

まぁ、あのぐらいで壊れるはずはないのはわかるけどさ。
時計好きなら、いや、お客の時計だったら、なおのこと、丁寧にやってほしいよねぇ。


ついでに言えば、別の店舗で、昔、(もちろん別のアンチャンが)、いかにも暇つぶし的な老人に対応していたことを思い出しました。
そのおじいさんは時計オタクではないのでしょう。
「なんでこんなに時計が高いのか?これは中古だよな?よっぽど時間が正確なのか?いまでは電波とか正確な時計があるんだよな?」
というような質問をしていて、まぁ他にほとんど、客もいなかったようだけど、アンチャンがいかにも面倒くさそうに応えたのを覚えています。
この質問は時計趣味、とくに高級スイス時計の愛好家にとって、深い問いです。時計に小遣いを注ぎ込んでいる私にとっても重要な問いです。
アンチャンは、「いや、ウチでは、そういうような時計は相手にしていませんから。」というなんともさみしい応えでした。
セイコーシチズンのクォーツは「相手にしてない」んだと。ウーン、その通りなのかもしれんが、、

「要するにブランド志向であって、カバンや洋服と同じような感覚ですね。無駄に高いんですよ。いや、みんなで高価なものであると認識することで、みんなが儲かって楽しいのですよ。電池式ほど正確ではない時計ですが、これを100万とか払って持つのがステータスなんですよ、おじいちゃん」
という、本音を言うのはためらわれたとしても、
「おじいさんの言うところの正確な日本製の時計は数万円で買えるのです。でも、私たちが扱っているのは、ゼンマイで動く精密な機構で、時間の正確さではなくて、その機械の面白さや、高級ブランドのイメージ、デザイン性とか、材質とか、骨董品的な価値、そういうものが価格に反映される、高級志向な時計なのです。」
とか、なんとか、時計が好きで、なぜ高級時計が好きなのかについて前向きな回答がほしいよね。


最終的になんと言って、おじいさんが納得して帰ったのかは見届けていません。。
もっと、アンチャンたちも時計を愛してほしいものです。

いや、時計趣味人も簡単に説明できないし、したくないのかもしれません。する必要もないか。
私も良くわかりません。あんなキングダイバーと言う時計のジャンク品を10万円ちかい価格で手に入れたのか、と聞かれたらうまく答えられません。やっぱりみんながいいっていうから、という理由も否定はできないし、、、。

代わりに、このファイブが中古で1000円ぐらいで入手できて、結構楽しめていることを回答に替えさせていただきましょう。
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グレーダイヤルに金のインデックスが映えて、わりかし男前に撮れました。
カレンダーはスペイン語表記。

昨日、今日、見かけたセイコー時計たち↓

朝の満員電車で、新入社員ではなさそうだけどまじめな若いサラリーマンの腕には、ブラックがちょっとキリっとするけど、ごく真面目で何のクセもない電波ソーラー↓
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帰りの満員電車、50代か、つり革でごっつい腕に、逆輸入ものと思われるちょっとわかっぽいデザインのクォーツのクロノ。シェル文字盤のようにみえたけど、これかもしれない↓青の使い方がさわやかだった。
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駅で歩いていた中国人の若者の腕には、セイコーダイバーがありました。一瞬の動体視力でキャッチしたけど、正確なモデルはわからなかったなぁ。

今日、いつも見てもらってる整形外科の先生の腕に、初めて腕時計を発見。
ぴっかぴかのサードダイバーだなぁ、と思ったら、やっぱり、プロスペックスの復刻サードでしたよ!
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その先生は、どうやら趣味がヨットなのか海なのか、病室に何枚もヨットのセーリングの写真が貼ってありました。お医者様ですから、金無垢のヨットマスターなんかがお似合いかと思いましたが、まさかの我らがセイコー!わざわざコレを買うということは、案外、時計が好きなのかもしれませんね。

ロレックスもいいかもしんないけど、セイコーを「相手にしない」のはちょっともったいないぞ。と思う、セイコーファンのツブヤキです。
でもセイコーの新品を買ったことが無いような気がするセイコーファンです。
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SEIKO 5
AUTOMATIC
21 Jewels
7S26-01V0

今日は、こんなところで。
読んでくれてありがとうございました。

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