国産普及機の名作

今日、17日の時計は、セイコーのスポーツマンセブンティーンCal.4361です。
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マルチカラーのニットで好きな服がありまして、今日もそのうちの一つを着たのです。昼間は本当に暖かくて、もうセーターも終わりかな。派手だけど、ストラップと同じ色を含んでいるので時計にも合わせやすかったりするのです。

派手なわりにじじむさいと言われることもありますが、いつだったか、会社の女の子という言い方はセクハラになりうるらしいので、「若手の女性社員」がいいのかも?に、お世辞でおしゃれですねなんて言われたもんだから、気を良くして今日も違うのを着てみたりしたんですよ。
そういう派手なものを着ると、実際の回数以上に、いつも着ていると認識されると思うので注意します。「変なガラのセーターのおっさん」とあっさりあだ名が付きそう。

今日も、家の都合でどうしても早く帰らねばならず、仕事を持ち帰る羽目になりました。ブログを書いたら頑張ります。まあ、今書いたのは、このセーターのくだりだけですから。
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(マクラが無駄に長くなりました。失礼しました)

国産時計は、今も昔も、実用の高い良質なものを低価格で提供するというのがモットーであり、一部のスイス時計等に見られる、ブランディングで嵩上げしている時計とは大きく異なります。スポーツマンセブンティーンは、1960年に発売した普及機で、低価格・高品質という国産の色を打ち出した重要な機械であると言われています。

セイコーの60年代以降の主な系統のうち、マーベル・クラウン系が、ロードマーベル・GSなどの高級機へ進化し、クロノス系がKSやGSに進化したのに対し、スポーツマン17系は、最終的に66系初代セイコーファイブに発展したというあくまで普及機ではあるけれど重要なものだったのです。
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残念ながら、私のコレクションにはありがちな、傷んだ文字盤ですが、これも長年愛されてきた証拠だと思って、今後もこのまま大事にしていきたいです。

ムーブは436、4361が初期で、刻印はSEIKOSHA、キャリバー番号が変更された後は66Aと66Bという番号です。部品に直線が多いのは、製造時のコスト削減という話を聞きます。
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確かに眺める分には曲線が多い方が美しいように思えますが、実用性には全く関係ありません。角穴車などにみられる装飾性もありません。石の数も手巻きとして十分な17石が使われており、ダイヤフィックスや片振り修正など機能も充実しています。

50年以上たった今でも、元気に動いて、精度もしっかりでています。素晴らしいです。分解の様子はそのうち。。

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ムーブのサイズが小さいのでデザインのバリエーションが豊富です。私の、こいつは、ちょっと大き目の径で、リューズを除いて36ミリ。スポーツマンという名の通り、カジュアルな顔つきです。くさび型インデックスに、秒マーカー、針はしゅっと長く、夜光がインデックスに四か所、針にも夜光がありますので実用性も高かったことでしょう。
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ウォータープルーフで、裏蓋はスクリューバックではありませんが、固めの圧着でタツノオトシゴマークです。


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囲み縫いでカジュアルな感じの爬虫類っぽいシボのあるカーフで作りました。この焼けた茶色に合わせてみました。普及機にはワニよりこのほうが良いのかもしれません。
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今日は、こんなところで。
では、仕事にかかります。おやすみなさい。
おかげさまで、坊主も嬶も体調は回復しました。

今日もお付き合いくださり、ありがとうございました。

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