SEIKO sportsman seventeen cal.4361(その2:組立編)

セイコー スポーツマン セブンティーン cal.4361
その2 組立編
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GWまっただ中ですが、なんだかんだで趣味の時間がなく、時計分解をやっていません。今日は急きょ会社で呼び出し。せっかくなので足を延ばしてチョット時計売り場に行きましたが。

さて、先日の続き。
スポーツマン・セブンティーンの組立です。
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私の場合、ケースのキズはほとんど気にならない(気にしないようにしている)のですが、風防はやっぱり気になります。幸いプラ風防なので
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いつもの通り、サンドペーパーでガシャガシャやってから、サンエーパールで磨きました。

ゼンマイにはメービス8200グリス
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洗った地板です。ダイヤショックとダイヤフィックスを外して、洗浄して注油して
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組みこみました。
そいで、巻真、ツヅミ、キチ、カンヌキ、オシドリをつけました。もちろん消磁済みです。
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表面に行って、香箱から輪列まで組み込んで
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四番車に座金がありましたが、先端のほうのでっぱりに注油すればいいみたいです。写真がありませんが。


一枚受けを乗せたら、輪列に注油。
丸穴(三本ラインの逆ねじ)を締めます。
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シンプルで合理的なムーブですが、コハゼとコハゼバネもとってもシンプル。コハゼを無くさないように注意です。
角穴車も入れて、ザラマワシの感触はOKそうでした。
ので、アンクルを組み込んで、爪石に9415をほんのチョロット。
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テンプを入れて動きだすのを確認します。
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直線が多くて、ある意味見た目がシャープでカッコイイと思います。
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振り角もばんばん出ていました。ちょっと調整したらこの通りで、安心したところです。
裏面に戻って、ツツカナ、日の裏車、小鉄車を乗せたところです。
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あとは、オサエとツツ車を乗せて、完成です。
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磨いたわけではありませんが、ヨゴレを落として風防を磨いた、外装を用意して
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ムーブメントを押さえて大き目のSSのスペーサーに、黒いパッキング(というより樹脂スペーサーみたいにしっかりしたモノ)をはめて、リューズも入れたら
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裏蓋は圧着式の硬めです。パキっと締めたらば
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完成です!
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インデックスも針もシャープでスポーティーです。ボロいですけど、それは仕方ないですね。長いことハードに使われたのでしょうか。
夜光はまだぼーっと光ります。

この焼けきった文字板の合いそうな、茶色の型押しカーフのカジュアルなストラップを作りましたが、それは、また今度、簡単にご紹介したいと思います
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今回、「17」というつながりだけで尾崎豊のファーストアルバムにこだわってみました。

今日は、こんなところで。
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♪俺の時計の針がちょうど午前零時を指した 過ぎ去るときは新しい日の中に消え去っていく 訳もない涙があふれ そっとこぼれ落ちる わからないものが俺のすべてを狂わせてしまった♪