Hamilton Khaki 9415A ETA 2801-2 ハミルトン カーキ 手巻き その1 分解編

ハミルトン カーキ ETA2801-2 手巻き その1:分解編です
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Hamilton
Khaki
キャリバー ETA 2801-2
手巻き
17石
ブルーグレイのNATO式ストラップを着せて
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現代のハミルトン(スイス)の手巻き時計、カーキです。
小ぶりなサイズ感とシンプルで王道のミリタリーフェイスがお気に入りです。
すでに、今日の時計コーナーで紹介済みです。この夏、何度か活躍しています。

今日は分解の写真です。入手時、とくに大きな問題はありませんでしたが、とにかく分解します。同じみのETAです。
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スクリューバックです。チャチそうに見える黒の樹脂スペーサーが入ってます。
無理にはずそうとすると千切れたりするので慎重にはずします。

針、文字盤ははずしたあとです。
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リューズを引き抜いてムーブメントを取り出して、台に固定しました。
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カンヌキオサエあたりがいかにも現代ETAっぽいです。
カレンダー送りが付いていそうな地板構造です。共通パーツなんでしょうかね。
座金とツツグルマをのかしてからひっくり返して、、

いつもどおり、表から分解します。
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まずはテンプをはずして、
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輪列受けをはずすと、二番車、三番車、四番車(秒針)が斜めにまっすぐ並んだ歯車たちが並んでいます。角穴車、丸穴車もはずしました。
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コハゼとコハゼバネの構造はシンプルです↑バネをすっとばさないように気をつけます。

二番車と香箱です↓それから、ツヅミ車にひっかかっているのはハックレバーです。リューズを引くとこいつがテンプを止める仕組みです。
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香箱を開けてみます。乾燥気味ですが、キレイです。取り出さないことにしました。
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さて、裏(日の裏)側に行きます。カレンダーがないのでシンプルです。
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どんどんはずします。ここで、以前もお話した、コテツ車が見えてきます。
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この青まるでかこってあるやつ↓ カドをとってあるのが上向きです。
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この向きが正解ということだそうです。
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あとはカンヌキとか、オシドリだけ
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これでおしまいです。インカブロックをはずして石も洗います。
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ケースも洗いましょう。

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プラ風防はキズがけっこう目立ったのできれいにしました。イメージ 17

ケースを養生して、このままヤスリで磨いて、最後にサンエーパールです。
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ということで、分解は終わり。
この後、パーツをベンジンで洗浄して組み立てます。
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次回へ続く

今日はこんなところで。読んでくれてありがとうございます。


ドラのび太