今日、4日の時計は、四角形の古時計、ロードエルジンCal.670です。
古き良きアメリカという言葉があるけど、少なくとも機械式時計についてはしっくりくる表現。最古のブランドウォルサム、アメリカの時計産業をけん引したエルジン、革新的なエレキウォッチを生み出したハミルトンやブローバ、カーベックス等センスと技術を併せ持ったグリュエン、これらのアメリカのメーカーが、今は一つもアメリカ時計ではなく、日本やスイスのものになっちゃっているわけです。
会社の引出には角金のせんべいがあったので記念撮影。
時代の流れと商売のむずかしさとかを、全く経験したことが無いただの時計好きがブツクサ言うのは簡単です。でも、他の国の会社が、会社や名前を買い取ってきたというのはなんとなく寂しいです。当時の関係者には色々な思いがあったのでしょうから胸が痛みます。
そういう意味では、名前も残らずに消えて行ったグリュエンの方がいさぎよくて美しいのだろうか。腹回りが大きくなり髪が薄くなってドサ周りを続ける元人気歌手と、27歳で絶頂期に他界したロッカーならどちらがいいのか、ということか。
いや、全然違うか・・・。
ともかく、角金は、古時計好きにはタマラナイですね。ジャンクはそれほど値が上がらずにパーツを見つけやすいし、アールデコのデザインが骨董品らしくて素敵です。サイズも小さくてかわいいし、革ベルトがぴったり。ただ、複雑な形状のプラ風防の調達には苦労しそうです。。。あと、防水性がゼロということも問題かもしれない。
この風防もドーム型の角型で、手に入りません。ジャンク購入の際に、売り手の元時計屋さんが手配して作ってくれたので、風防は新品です。そういえば、ガワ~ラグも、カーベックスほどじゃないけどアーチ型です。
このエルジンは、「ロード」がついている高級ラインなので、もちろんルクルトほどではないけれど、しっかりしてよくできたムーブメントでした。角穴車もキレイです。
角金は、やっぱりムーブメントもこのように四角いほうが嬉しいのです。グリュエンのクアドロンはレアで手に入りませんね。特に最近ロービートで取り上げられたせいか?
角金にハマったらキリがなさそうですが、各メーカーひとつずつぐらいは見てみたいと思って集めているところです。
自作のワニ革ストラップはテーパーをきかせて剣先をとがらせタアンティーク時計に合う形です。
今日はこんなところで。読んでくれてありがとうございます。
三角形、四角形の時計と来たので、、、明日は、、
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