この1月に、ひとつの成果が出ましたので事例報告いたします。
というほどたいしたものでもなくて笑っちゃいますが。
頂き物のセイコー キネティック スクーバ200m
ベゼルは使用感がありますが、文字盤や針はとてもきれい。バンドは壊れていましたので、ナイロンストラップにしています。
ご存じのとおり、キネティック(AGS)は、自動巻きのようにローターを動かすことによって発電するクォーツで、セイコーのムーブメントの一つのカテゴリーとして、今もラインアップされています。
これの分解掃除の様子は、去年の春ごろに記事にしました↓
このとき、二次電池を新品にしたのです。30235MZ
ところで、二次電池を満タンにするには、どのぐらい日数がかかるだろうか??ということが気になりましたので、いい機会なのでやってみました。
まずは、この新品の二次電池をカラにしなければならないので、発電用のローターを外して、使用を開始しました。
説明書にはフル充電では4~6か月持つ、と書いてあります。
5月14日(使用開始) 30秒のゲージ(満タン)
5月20日(1週間後) 20秒のゲージ
8月15日(3か月後) 20秒のゲージ
9月9日 (4か月後) 10秒のゲージ
10月12日(5か月後) 5秒のゲージ
11月18日(6か月後) 秒針が二秒運針(バッテリー切れ)
ということで、説明書通り、インジケーターがフルになっているとき、
(プッシュボタンを押して確認したときに秒針が30秒進む)
パワーリザーブは6か月あるということが実際に確認できました!
新品の二次電池ですからあたりまえなんですが。
【7週間で満タンになる】
さて、本題です秒針が二秒運針から完全に停止した後、ローターを装着しました。
やっとこれで本来のキネティックに戻りました。これまではただのクォーツでしたから。
本来、せっかくローターが付いたから、シャカシャカと激しく振りたくなるところですが、「日常使用での」蓄電具合を知りたいので、振りすぎず、かるく振ってから使用開始です。
ここでは、日常使用として、毎日、12時間程度身に着けるということにしました。
平日も休日も、風呂に入る時を除き、基本的に装着しつづけます。
仕事は、デスクワークです社内で動き回る時間もそれなり。指揮者でもダンサーでも車の誘導係でもありません。週末の外出もごく普通で、ゴルフも野球もボクシングもやりません。
結果は以下の通りです。
毎晩、時計を外した後に一回だけプッシュボタンを押して、蓄電の様子を確認しました。
11月21日(使用開始) 5秒のゲージ
11月27日(1週間後) 10秒のゲージ
12月4日 (2週間後) 20秒のゲージ
1月9日 (7週間後) 30秒のゲージ(満タン)
これが、満タンを確認した瞬間の写真↓
秒針が普通に動いているときに、12時位置に来た瞬間にプッシュボタンを押したところ、FULLの30秒位置に行きました!
→
キネティックは、一日12時間装着すると、2か月弱で、そのあと6か月分のパワーを蓄電できるということがわかりました!!!
20秒のゲージになってから、なかなかマンタンにならず、苦労しましたが、とっても達成感のある実験でした。おなかいっぱいなので、しばらく装着しておりません。まあ6か月は放っといても大丈夫ですからね。
誰のためにもならなそうなデータですが、楽しめました。
素敵な時計をプレゼントしてくれたさいちゃん↓さん、ありがとうございました。
それにしても2か月で6か月か~。どのぐらい二次電池がヘタらないかわからないけど、つくづく、ふつうのクォーツで十分だと感じます。
キネティックの場合は、機械式ぽいエンターテイメント性が重要なんだと勝手に理解していますが。
ソーラー(エコドライブ)にしても、あんまり意味ないよなぁ、と思うのです。
おもしろいのがシチズンの「定期的な電池交換不要」という言葉ですよね。
2~3年に一回の「定期的な」電池交換はそんなに面倒じゃないヨ!
おっと、そんな結論じゃなくて、とにかく、キネティックは、ブンブンと左手首を振りたくなる、素敵なクォーツなんです。2か月で満タンになりますよ!!!
お別れに、本年1月2日に、子供と遊びに行ったちょっと大きめの公園で撮影した素敵な滑り台。内側になんだかハンドルがありました。
70年代のファイブ・スポーツの世界観を表現したんですかね。スピードタイマーを着用してまた行きたくなります。
今日は、こんなところで。
読んでくれてありがとうございました。
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