洗浄し終わったパーツを組み立てます。
樹脂の地板の上に乗せていきましょう。
表側から。まずは、巻真周りを組みます。この辺は機械式と同じように、パーツの接触面にグリスを塗りました。
メインである輪列。
トルクが弱いので油が多すぎてネバったりしたらアウトです。いつもよりもさらにごく少量、といった具合でオイリングです。使うオイルはクォーツ用のAO2です。
ステップローターがちゃんとはまっていません↑磁石だからやりにくい!
もちろん、ここはプラスチックのピンセットで。クォーツをやるならイイやつがほしいなぁ。
輪列の受けをはめます。いっぱい歯車があるので心配ですが、わりとスパーっと入りました。こちらがわにも、ほんとにチョコっとだけオイルを注しました。
コイルやローターをつけるのは最後、ここで、裏面(日の裏側)に行きます。
ここらは、D5とかAO2とかで。ささーっとのせます。比較的シンプルなのでいいです。機械式と大きな違いはないです。
曜車まで乗せたら、リューズで早送りできるかどうか確認します。
じつは忘れ物があるのですが。
表に戻って
コイル・回路をのせて、ローターの受けをはめます。カナの見える伝え車のホゾにはD5を、蓄電用の歯車にはAO2を注しました。
30235MZですって。
さて、動いているか確認します。コイルなんかが心配なので、きれいなサランラップをムーブ台に敷いてから裏返して、文字盤をはめて、秒針だけ載せてみます。
ヤッター、動いてる!(あたりまえですが)
でも、問題なく動いていたものを壊してしまったら一大事ですから、うれしい瞬間でした。
日付が変わる位置で、針を刺します。
クォーツの場合、秒針を刺すのに気を使います。ビシっと秒のインデックスに合っていないと、変な位置でカチカチ刻んでしまうので。
そうそう、ガワは分解しませんでした。きれいだったので。
ガラスとガワのフチだけちょっと気になったので、ツマヨウジでチョイチョイ。
裏蓋とかケースのねじ込みは、ツマヨウジとピカピ缶でゴシゴシやって一応、サビをできるだけ除きました。
ムーブをケースに入れて
ローターをつけて完成
お、古いパッキンが緩んでいます。先にシリコンオイルを塗ったのですが、コレではダメです。
新品を入れてやります。汎用品を。
そいで、セイコーの固定台でガシっと留めて、ギューっと閉めました。
波浪マークがかっこいいね、クッキリしてます。
さて、ここまできて、忘れ物を発見!
ウーン、やっぱり簡単にはいかないのだね、、、
せっかく刺した針を抜いて、文字盤を外して。
よし、ようやく完成です。
ハタ、と。。
そういえば、二次電池は新品ですが、気になったのは、
・新品でどのぐらい現状で逐電されているのか?(コレはまぁどうでもいいか)
・空っぽになってから、どのぐらい振れば満タンになるのか?
とりあえず、空っぽでスタートしたいので、今回は、ローターをつけずに使って、まずは電池を消費しきってしまいましょう。コレが電池にとって良いのか悪いのかわかりませんが、直感的には大丈夫だろう、ということで。
ローターと、この伝え車を外して、使用しています。
キネティックなのにブンブンできないただのクォーツ状態で使っているところです。
今年の5月21日に分解をしました。
新品電池で、ゲージは満タン、30秒ゲージでした。(約4~6か月ほど持つ)
6月半ば、1か月ほどで、20秒ゲージになりました(のこり1か月)
現在、7月7日、まだ20秒ゲージです(のこり1か月)
さて、この先どうなるか、いつになったら空っぽになり念願のブルンブルンがつけられるのか。
本当に4~6か月持つのかな。そもそも新品の電池(オールドストック?)がどのぐらい放電されてるかわかりませんが。
七夕です。
シチズンのセブンの日です。はやくいじってあげたいジャンクのひとつ。
良い時計との出会いがありますように、星に願いを。
今日はこんなところで。
読んでくれてありがとうございました。
ブログ村に登録しています。クリックして応援してくれるとうれしいです。