Promaster LANDのブレスレット調整(プロマスター・ランドpmd56-2952)

こんばんは。
以前、購入したシチズンのプロマスター
ブレス調整について少し、詳しく書きます。(ご質問がありました)。


この時計の、バンドのコマのタイプは、Cリング(パイプ)式です。
割りピン式や、板バネ式など、いろいろありますが、比較的高級な時計には、Cリングが多いです。以下、おなじみ「Cooの腕時計」に、詳細が書かれています。

シチズン調整には、バイスと、ピン外し工具を使います。シチズンびいきなので、シチズンの工具を買いました。今は、あまりシチズンのは見かけません。写真は、メイコーシャのもの。ほとんど同じかな。
手ごわい敵と戦った際に、ピンをほとんどダメにしてしまい、替えピンも買っておらず、他の何かジャンクと一緒に手に入れたものを使ったりしています(ひとつ上の写真で、トレーの中に入っているピン)。


以下は、曲がりながらもかろうじて生きているピンを使ってやった写真を載せています。
まずは、コマを外します。ブレスに矢印が書いてありますが、これは、コマを分解するときの方向。(本当は、ブレスをバイスに挟んだ状態で)このようにピン外し工具で打ち抜きます。
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ちょっと頭を出しても、ペンチで引っ張り出せるほどゆるくないので、完全に打ち抜きます。
すると打ち抜かれたピンは、上下方向のないただのピンとして下に出てきます。
イメージ 3
ポイントは、赤丸の、幅の短い中央のコマの穴に、Cリングというパイプが入っています。こいつとピンがカシメてあることでピンが固定されているのです。

では、組立の時ですが、このように、Cリングをのせます。
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写真のように、ブレスの外側のコマよりも、内側の幅の狭いコマは穴の径が大きく、Cリングが入るようになっています。
この状態では、Cリングが緩いですが、コマを合わせればとりあえず落っこちませんので、このように、今度は、ピンを下側から押し込んでいきます。
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Cリングパイプにひっかかると抵抗があり、手では押し込めませんので、最後に、バイスに、この方向に挟んで、ハンマーで打ち込みます
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これでブレスの調整はおしまいです。
(外した後のピンとCリングは、なくさないようにこのようにセロテープとかで保存しておきます)
バイスと、ハンマー(普通ので十分)、ピン外しがあれば、だれでも簡単にできますね。Cリングだけ、なくさないように注意したい所です。

この時計のCリングによるピンの固定方法のイメージ図を書いてみました。
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ところで、最近手に入れた時計で、、ちょうど、このタイプのブレス調整(ジャンク品)で、ちょっとてこずったので、近く、記事にする予定です。
セイコーのクォーツです↓
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今日は、こんなところで。
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