いつもボロい時計しか買わないけど、たまには、こーんな、
箱に入ったきれいな時計を
買ってみたいなー、とも
思ったりしたりなんかして、、これは、親戚に頼まれて先日、電池交換した、レディースのタグホイヤーです。
90年代のいかにもタグホイヤーらしい、といえば、今とは違うイメージの、S/elシリーズでしょう。この独特のブレスレットが特徴です。
私が、今手持ちで持ってるタグホイヤーは左のボーイズサイズのダイバーだけ。
レディースなので、これに比べるとやや小さいですね。でも私の手首なら合いそうです。っていや、これは、頼まれモノです。
せっかくなので、できる限りきれいにします。
ブレスを外します。バネ棒を外すためのスペースがあって便利。
バkックルも肉厚で、レディースとはいえ、しっかりしたスポーツモデル、という感じ。
ブレスを外すとインベーダーになってしまいます。
フタの縁とかラグのあたりについた長年のホコリや汚れをアルコールを含ませたティッシュやツマヨウジでキレイにします。
そいでから、蓋を開けます。こうすると、ヨゴレがムーブに入る危険性がけっこう下がります。
人の物なので、そして、きれいな時計なので、キズつけないようにいつもより注意して開けます。
ムーブメントはもちろんETAです。
キャリバーは955.412↓コイルの下のあたりにマークが見えます。
電池はおなじみSR927SWです。パッキンにグリスを塗布してからフタを閉めます。
リューズを抜いてチューブ周りをきれいにする手もありますが、色々なちょっとしたリスクを考えて、今回はやめます。
リューズを引き出して可能な限りホコリを取りさって、パイプ部分に少しシリコングリスをつけておきます。
ブレスレットは洗剤・ハブラシでゴシゴシしてきれいにします。
この時計については、ブレスのコマが、ポリッシュとヘアラインが一つ置きに配置されてるんですよ。ポリッシュにキズが入っちゃってるのでわかりにくいけど。
この傷を全部きれいに磨くことは、もちろんできないので、このままお返しします。
完成! 可愛いけどかっこよくて、良い時計ですね。
まさに、パフィーの時代の時計かな。21世紀になったけど、まだまだ使えそうですね。
手の届きやすいクォーツをもっと出せばいいのになぁ(タグホイヤーは現状でもそれなりに低価格、という話みたいだけど)。