今更ですが、オシアナスの電池交換の様子を紹介します。
OCW-T600というモデルでずいぶん昔の物です。
ジャンク(機械式)時計に興味を持って以来、カシオの時計には全く興味がなかったのですが、オシアナスについては、「腕時計、また買っちゃいました」を熟読するうち、しだいに気になってきました。
ある日、偶然、ジャンクの山の一つとして手に入れたので、二次電池を交換して、可愛がってみることにしたのです。そうしたら、すっかりファンになりました。
タフでいて繊細なイメージ、そして、完全性を感じさせる電子機器ソノモノの姿。
オシアナスを使ってみた印象です。これは、いつものアンティーク・ビンテージ時計とは全く違う方向です。
オシアナスの魅力は、機能美と言うのか、精密な電子機器であることが見て取れるそのデザインが一番です。ほとんど使いこなせないインダイヤル、ベゼルのワールドタイム、これらが、素直にかっこいいと感じます。グレー・白・ブルーのカラーリングが若々しく、男らしいと思います。
ビシっと整ってキラキラしたインデックスにピシッピシっとクォーツの細い秒針がキザむ様子は美しいです。※ちなみに分針は10秒ごとにピクっと少しだけ進みます。
もちろん、電波時計・ソーラー充電であることによる正確さも時計としての大きな長所です。
同じゴチャゴチャでも、カンパノラのグラコンとは印象が違います。メカっぽさはこちらの方が上です。クールな質感とカラーリングですから。価格帯がこちらのほうが低いとは言っても、オシアナスも、デザインの点でかなり頑張っているように思います。
いっぽうで、文字盤がごちゃついているので視認性はそれほど良くないという点があります。ゴチャゴチャ感は魅力のひとつですから仕方ないですか。それから、kenichiさんが言っていましたが、上下がわかりにくいということ↓これホント。
あとは、私にとってはチョットばかしデカいこと。まぁ、プロマスターや、チャレンジダイバー、サードダイバーなんかと比べて、デカイというほどでもありません。チタンだし、文字盤も全体的に黒っぽいので見た目はそれほどでないし、軽いのですが。
3つ折れバックルでプッシュ式です。
以下、OCW-T600の仕様です。
モジュール:5040
タフムーブメント(マルチバンド6、ハイブリッドマウント構造、針位置自動補正機能)
縦 46.4mm 横43.3mm 厚さ11.7mm
マルチバンド6…日本2局、アメリカ、ドイツ、イギリス、中国の電波を受信
ケースとブレス: チタンカーバイト処理
10気圧防水
とにかく多機能で、ボタンでモードを変えて操作します。gショックみたいな感じです。
では、二次電池交換の様子を。
Gショックと同じです。まるいスクリューバックではなく、四本のプラスネジで裏蓋は密着しています。
開けたら、このようになっています。とってもメカメカしいです。
ちらっと見えた歯車はプラスチックでした。裏蓋の接していた部分は長年のゴミがたくさん付着しています。
画面の下側に透けて見えるコイルは、電波受信のアンテナです。アンテナの下には
カバーなのか、受信しやすくするのか、特殊な素材と思われる白いものがスキマに入っています(画面の下)。
裏蓋にもアンテナの部分には、カバー的なものがあります(画面の上)。
シチズンが使っているのと同じですが、端子は付いていません。
電池の部分はフックが付いていますので気をつけます。
パッキンにグリスをして
機械は取り出しませんが、裏蓋やケースの汚れはできるだけふき取りました。
電池を入れてから、針がグイーンと動きだして、一安心です。
裏蓋に書いてある通り、オールリセットをしました
裏蓋を閉じて、おしまいです。
ブレスの調整は、Cリングを利用したピンです。
Cリングは中央のコマに残るタイプです↓
リューズが無いので、基本的に自分で時刻合わせをしません。
よく説明書を読まないとダメなんですが、電池を入れてからの時刻合わせも、電波受信で自動で行われました。TOKYOに合わせてから、受信状態にしておくと、グイーンとすべての針が現在時刻になりました。
さすがです。驚きました。
ところで、暗闇に置くとパワーセーブ状態になり、秒針が止まります。明るくなると、一気に現在の秒に移動します。なにかとハイテクですね。
マイケルジャクソンのスパンコールのカーディガンのようにキラキラしています。