柿食えば鐘が鳴るなり古時計(今日の時計はレビュートーメンのクリケット)

すっかり秋なので、こういう時計をつけたくなります。

柿食えば 鐘が鳴るなり クリケット
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田舎からもらってきた柿を軒下が無いので居間のテレビ台にぶら下げておいたのですが、半熟卵みたいなとろけ具合で、美味でした。

レビュートーメンクリケットは、コオロギのような鳴き声が魅力的です。ヴァルカンのムーブメントを引き継いだ、(ほぼ)「元祖」鳴り物腕時計です。

そういえば、コオロギも秋ですねぇ。

分解掃除が済んでいない古時計を使うのは、けっこうモヤモヤします。こうしている間に、一時間に2万回ちかい振動があるのかぁ、摩耗が心配だぁ、とか色々考えてしまうので。



趣味の秋、時計の秋、ですので色々やりたいのですが、先週末、ちょっと手を着けたら、パーツが壊れていたり、壊してしまったり、バラバラなムーブメントが組立待ち、洗浄待ちで、何本か走ってしまいました。

いくつもペンディングするのは精神的によろしくない(仕事に行ってもそうなんだから)。そんな中、コイツのちょっとした修理をしました。
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ものすごい初期に分解・組立したもので、ちょっとした縁で、会社の先輩にプレゼントしたファイブアクタス6106です。

急に止まった、というので分解してみました。
恥ずかしいことに、Cリングが裏表逆でした↓
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原因は、ガンギに、細い繊維が絡んでいたことでした。これも、申し訳ないというか、よくもらってくれたなぁ、という気持ち。
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キレイにして、そのあと、リューズの調子が悪いので、巻き芯マワリを分解しました。6106はリューズプッシュによる日付早送りがありますが、曜日はできません。

いくつか時計を持っている方で、コレもけっこう使用してくれていますが、デイもデイトも合わせる真面目さゆえ、リューズをけっこうマメに引いたり回したりされているようです。
オシドリピンあたりが崩壊するリスクが上がります。

当時、グリスではなくD5を使っていたようです。ちょっとべっとりしている部分もあったのでロディコで拭って、ともかく、ばっちり動くようになりました。リューズ抜けもありません。
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Cリングの向きをちゃんとなおして、完成
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マジックレバーの巻き上げも調子よく、振り角も220°くらいは出ているから、まぁとりあえず、オッケーということで、お返ししました。
使ってくれてありがたいですね。




そうそう、鳴り物時計と言えば、、、

柿食えば 鐘が鳴るなり カンパノラ
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柿食えば 鐘が鳴るなり ベルマチック  ・・・・字余り
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クリケットもベルマチックも難しそうだなぁ(部品が多そうだ!)、ということで、ながいこと後回しになっています。いつかは、やらないと。


今日はこんなところで。みなさん、目覚まし腕時計をセットしましたか。
おやすみなさい。


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