現行のセイコーの機械式の中で異質のデザイン、しかし、どことなく控えめで真面目な雰囲気のする時計です。深い緑の文字盤にコブラハンド、そしてねじ込み式リューズの20気圧防水、さらには、インナーベゼルの回転による方位機能付き。これは本当に山で活躍しそうです。
ブログ友達の日野さんに教わった受け売りですが↓
記事を見るうちに、現行の中で狙う候補として上位にあったのです。
しかも、日野さんの記事によれば、廃盤になる恐れがある、、と。
結局、もう一つの候補(ブラックモンスター)を買ってしまったので(中古ですが)、あきらめていたのですが、非常に身近なところに生(ナマ)のアルピニストがやってきたというのだから嬉しくてたまりません。
(自分がプレゼントされたかのように、その先輩の息子さんに感謝したものです。)
さて、その先輩は、私が時計が好きということを知っているので、夏用として、プレゼントしてくれた(すばらしいセガレです)専用のブレスがあるので、もしよければ付け替えてほしい、との依頼を受けました。
そりゃあ、もう、喜んで!ということで、帰宅前に付け替えてきました。
割りピンタイプのものでした。Cリング(?)式より、こっちのほうが好き。
バックル部分が、本当にきれいなのですよ。かっこいいなぁ。あまり縁が無いけど、新品の時計のブレスレットにも魅力がありますね。
フラッシュフィットも、ペラペラでなく、無垢?なのです。重みがあってしっかりしています。
こんなかんじ
ピカピカですから、傷をつけないように、と気を付けなければいけません。
ベルジョンのバネ棒外しが、安いメイコーのより使いにくい、、と気づきました。先がしっかりしているのですが、ちょっと邪魔なんですね。でも、どっちにしても、このスキマは狭いので、
Y字型の先端ではなく、普通の細いピンのほうで、そーっと押し込みました。ちゃんと穴に入っていることを確認します。外れたら大変だ!
完成しました。
ブレスはヘアラインです。非常に丁寧な仕上げに見えます。流れるようにしなやかにコマが動きます。
サイドはポリッシュです。新品なのでピッカピカですよ
プッシュボタンのバックルが実にしなやかな装着感です。
その先輩は、本当に山に登る趣味があり、しかも日頃からアンティーク時計をいくつか持っている人なので、最高のプレゼントだったと思います。
リューズにはSマーク
白文字盤(廃盤なので中古とか新古品でしょうか)のアルピニストのほうも良かったけど、こっちの方が珍しいからこっちを選んだ、とのことです。
個人的にも、こげ茶のストラップと深緑の文字盤が樹木を連想させるので、アルピニストという名前にピッタリです。
ということで、ひさしぶりの楽しい時計いじりは、現行アルピニストでした。
喜んで褒めちぎってしまいましたが、ひとつ、残念なこと。それは、純正ストラップが、ワニ型押しということ。ウーン、どうせならクロコでやってほしかったゾ!
ということで、(こっそり工賃として)試着をさせてもらいました。
今日、はめていたブラックモンスターと2ショットです。
つややかな文字盤がいいです。本体もズッシリと重いけど、ブレスの重みがくわわると存在感があります。でもブラックモンスター(ブレス仕様)ほどではないか。
以前は、偶数とびアラビア数字とか、コブラハンドは好きではなかったのに、どんどん好みが広がっていきますね。
アルピニストは日付が合っていますが、私のブラモンは日付も曜日も合っていませんね。
国産とかセイコーが好きだけど、アンティークのぼろいのはちょっと、という方は、まずは普通のもの(いわゆるセイコースタイルの正統派)を買っていただき、次の一歩には、個性的な、アルピニストや、ブラックモンスターを手に入れてみてはいかがでしょうか。
と、今日の時計のブラモン君と一緒に、セイコーの宣伝をして終わりにします。
もう、カタログにはアルピニストはこの一本だけです。「カーフ」と書いてあります。
ブラックモンスターは輸出用ですから、カタログに載っていません。
私の持っている7S26ではなく、最近はちょっとお高い4R36のモンスター2みたいなものがあるんですね。ぱっと見た感じでは秒針がオレンジでした。
お、オレンジモンスターがあるぞ、と思ったら、オレモンのデザインのプロスペックスが現行に存在するんですね!色々勉強になります。
私は、金銭的都合で、ジャンクのブラモンという答に至りました。
今日は、こんなところで。読んでくれてありがとうございました。