油一滴(エニカ手巻き3針の爪石)

例によって、ちょっと修正した時計たちの紹介が続きます。
以前、分解掃除したエニカ3針
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一日に15分ほど進むという有様でした。
磁気かと思い何度か磁気抜きも試みましたが、ダメです。
特に使い始めがひどく、しばらくすると直ることもある、という状態でした。

タイムグファーにかけても、ドットが画面上で暴れるひどい状態で計測不能

ふと、先輩のブログで紹介されていた英国人だったかのブログを見たのを思い出しました。A drop of oilという記事でした。
terribleなタイムグラファーの曲線がアンクル爪石に9415を一滴注油しただけで直ったという記事。
ひょっとしてオイル不足で、ひどい状態だけども、わずかな油がなじんでくると直るのかも、と思い立ったのです。

私のエニカも「terribleな」画面で、すぐに計測不能になります。振り角も140°などと表示。完全に巻き上げているのに。
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テンプを外して、ほんのちょっとだけアンクルの爪石に9415を注油しました。
その結果、曲線が戻ってきました。
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その後、何回か完全に巻き上げた状態でもOK、何回か実用しても問題なし。ということで、爪石の油が原因だったのではないかという結論です。
そういえば、分解掃除の時、少々思い当たるフシはあったので。

一滴の重要性を実感しました。
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原因がわからずじまいな時はウンザリしますが、こういうことがあるとやっぱり嬉しくなります。また、何か問題が出てくるかもしれないけど、、、

今日は、9415一滴のお話でした。
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おつきあいくださりありがとうございました。
今日は、こんなところで。


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