私は現在、二つカンパノラを持っているのですが、一つは以前紹介した、漆がまぶしいコンプリケーション・そに鳥です。もうひとつが、これです。
特別すごい時計ではありませんが、なかなかお目にかかれないヤツです。
cal.B510
CTJ57-0721
クロノグラフ（1/5秒）60分積算計
デイト
タキメーター
24時間ダイアル
10気圧防水
ワニ型押しのカーフを着せて（Pony製オーダー品）
私は、アラビア数字が好きなので、その基準で、カンパノラを探した結果、この、古いカンパノラがほしくなったのです。苦労して手に入れました。
カンパノラらしさ、と言う点では、まだ「らしく」ないデザインです。
初期のカンパノラで、まだ漆やギョーシェなんかが入っていないシンプルなスタイルです。
でも、風防を覗き込んだ時の立体的な文字盤と言う意味では、すでにカンパノラらしさは十分です。
初期のものなので、ロゴは、カンパノラベルに「CAMPANOLA」ではなく「CITIZEN」です。
肝心の（？）アラビア数字は、少々やすッぽい雰囲気を醸し出しています。針もインデックスも夜光です。
エコドライブの充電効率がまだ十分ではないころの極めて初期の機構で、補足的に、ローターがついていて、自動巻き上げで逐電するという、「エコドライブデュオ！」
シチズンのマニアならきっと、うらやましいはず？です。。
でも、本体がものすごいズッシリしているので、いわゆる自動巻きのように、手首を振った時に感じるグルングルン感はありません、ほとんど。
これは別の時計ですが、こんな感じらしいです。こちらは、綾小路秀麿さんのブログ（時計マニア）から拝借しました。（最下段にリンクあり）
フタは開けようかと思ったけど、多分、ローターがあって、あとはつまらないことになっているのだろう、と。いうことでやめました。
ともかく、これは実は、カンパノラ初のエコドライブなんですね。
公式にはもちろんエコドライブクロノグラフ（先日紹介したもの）が、カンパノラ初ですが。
茶色のベルトと合わせてちょっとだけ、パネライっぽい雰囲気かな。
実際、私にはデカいのです、そに鳥よりもさらにボリュームを感じます。
径：約40mm（リューズふくまず）
縦：約48ｍｍ（ラグからラグ）：
厚み：11mm
サファイア風防は立体的で、そして透明感があり、文字盤を斜めから見るとカッコイイのです。
ねじ込みリューズに、クロノグラフ機構があるので、プッシャーが二個
センターにあるのがクロノグラフの秒針で、微妙に機械式っぽく動きます。1/5秒をカタカタと刻みます（コンプリケーションのカンパノラも同じ）
９時位置が24時間計（イラナイ）
6時位置が永久秒針（こちらはふつうのクォーツの動き）
ぼけちゃいましたが、リューズにはカンパノラベルマーク
さて、この時計は、革ベルトを自作する前に購入したもので、ちょうどいいものが市販されていなかったので、オーダーしました。
何しろ、ラグ幅21ｍｍ-尾錠側16ｍｍというマニアックな仕様。
しかも純正バックルが使える革の厚みが２ｍｍくらいまで。21ｍｍのベルトだと、たいてい厚めのものがおおいので。しかも私の場合、１ｃｍくらいは寸短にしたいので。
そこで、Ｐｏｎｙというところで、オーダーしたのですが、ワニだと高すぎるので、型押しでイイヤ、と、そもそも、当時はそんなにこだわっていなかったので。
コバは安い仕様なので、とうぜんヘリ返しではなく、切り身で、樹脂で固めているタイプ。
うーむ、そのうちワニで作りたいけど、全然問題なく使えているからボロくなるまでは我慢しようかな、、
専用Ｄバックルはプッシュ式じゃないけど、それなりにかっこいい。
この時計、ドでかくて、ぶつけそうになるし、重いのですが、カンパノラにしては非常にめずらしく、ある程度防水があるので（１０ＢＡＲの記載）、夏場には重宝しています。しかも、型押しベルトだから気軽に汗をかけるというすんぽうです。
一見すると、ぜんぜん高そうに見えないこの時計ですが、じつはちょっとばかし高級時計です。機能も、今のシチズンクォーツに比べると貧弱なもの。月差２０秒だったかな（他のカンパノラとおなじですね）
でも、カンパノラのオタクとしては、愛おしい時計です。
今後も特に夏場に活躍してくれることでしょう。
今日はこんなところで。。。
おつきあいくださりありがとうございました。
なお、マニアックなカンパノラの中でさらにマニアックなこの時計については、以下のブログが参考になります。
だんなのガレージ
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