台座付ストラップの虜(台座を愛して腕時計の祖を思う)

今日は、ワニ革ではなく、最近、とても気になっている「台座付ストラップ」について少し。
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(そういえば、 リューズ回しが軽くなりました。)
 
●台座付ストラップの魅力●
私がこれを知ったのは、よく見に行っている「松下庵」さんのブログです。クロコの時計ストラップフェチにはワクワクするブログです。私は、相当に、影響を受けております。
 
当初のイメージは、なんだかレザーアイテムの雰囲気が強くて、インディアン風のファッションに近いような、、、。と二の足を踏みました。こういうのはあまり好きじゃないです。
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ですが、松下庵ブログを見ていて、次第に、かっこいい気がしてきました。まあ合わせる時計がロレとか雲上とかで、スゴすぎるのもありますが。
 
でも、実際に作ってみて、眺めてみるとけで、これが、なんとも言えない充実した気持ちになりました。
腕時計ですが、レザーの小物、という感覚がアップします。レザーアイテムは基本的に好きで、学生の頃なんかは、このくらいの幅のレザーバックルめいたものをすることもありましたし。
 
 
もちろん、「時計はネタ、ストラップはシャリ」これは揺るぎない定説(?)だと思っています。でも、いざ台座付になってくると、面積だけではなく、しっかりと、時計を支えていて、対等にやりあっていて、でも主張しすぎないです。やさしく下から支えてくれる存在です。
結局、単純に、大好きなワニ革の面積を広く出せるのが魅力ですかね。
スーツにはちょっと合わないでしょうか。
 
 
●「Fat strap」が正式なのか?●
日本でそんなにメジャーではないため、正しい言葉はわかりませんが、台座付とか、ミリタリー風とか、リストパッドとか、アンダーケースのバンドとか。(ミリタリー風ストラップでは広義すぎますね)
ただ、あちらの国々では、ファットストラップというのがメジャーなんですかね。バンドが太いから?かな。私のような細い腕にFatなストラップとは、これいかに。
 
●種類はさまざま●
私が現状、作っているのは、わりと一般的な、台座に穴をスリットを二か所開けて、そこにストラップを通す、というタイプです。
メーカーとかを調べると、色々バリエーションがあります↓スリットの数や位置もいろいろで。NATOのような引き通しにする場合もあり。台座が四角だったり、時計の部分が丸かったり。
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●由来はミリタリー●
もちろん、由来は軍用です。
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そもそも腕時計の始まりが1900年代の初頭で、軍隊で懐中時計を腕に巻き始めたのがルーツの一つですよね。(もうひとつは女性のファッションから)
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精密機器で壊してはならない大事な時計をいかに便利に使うか、色々と考案されたようですが、最初期の腕時計は、このように台座の大きいレザーストラップに懐中をくくりつけたものです。安定して時計を支えるには台座がベストだったんですね。
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現代では、パネライBellRossなんかに台座付ストラップを着せれば、雰囲気は似てきます。ロンジンなんかもいいですよね、きっと。
 
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●ポールニューマンは別格●
ロレックスのファンでなくても、ポールニューマンのデイトナは有名。
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他にも、エリッククラプトンやエディーマーフィーも。
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うーん、マイルス好きですが、当時も流行っていたんでしょうか。
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あちらの有名人はけっこう着用している模様。
日本なら、ガランテに台座を付けてダルビッシュあたりに付けて広告出してみたらどうかね。
 
うーん、日本の場合、下手すると、こうですか。(レザーじゃないけど)
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当時は、ナウなヤングにバカウケだったのか?
 
 
ともかく、ポールニューマンのエキゾチックダイヤル自体もいろいろ謎や話題が尽きませんが、彼のしていた台座付ベルトは別格なようです。
作りが複雑というか、上で紹介したようなものとは違うんです。単純にスリットに通すとか引きとおしにするとかじゃなくて。縫い付け方が違うようだし、台座の形がふっくら。
うーん。この写真が大きなヒントですが。
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ちょっと素人にはこれ以上知りえないところですね。
松下庵その他のブログでも、ポールニューマンの過去の資料をもとに再現したけど、18禁で大事な部分はゴメンね、ですって↓残念ながら、謎は謎のままということで。
 
まぁ、庶民の私には、デイトナ自体が謎のままなので、いいんですが。
 
そういえば、ジュネーブのゼニス。
いい雰囲気出してます。この文字盤とストラップ。
でも、どうせなら本当の古時計がいいですね。
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とにかく、台座付ストラップは私にとって大きな魅力のひとつとなりました。しかも、これは腕時計のルーツである、と思うと余計に。
やはり、クロノやダイバー系、ミリタリー風の時計にしっくりくるように感じます。先入観かもしれませんけど、GSや、薄型のドレッシーな時計にはピンとこないかな、、、という印象。
 
 
今日はこんなところで。