国産初の自動巻きクロノは稀有なダイヤル

こんばんは。
ブログ2周年を勝手に記念して、今日から「今日の時計スペシャル」を連載します。

今日、1日の時計は、「一つ目」のセイコーのスピードタイマー cal.6139Bです。
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時計に合わせて、青のシャツにグレーのウールコートを着たのですが、久しぶりにダウンじゃなかったのもあり、今日の北風が身に染みました。3月とはいえ、まだ冬ですねぇ。


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スピードタイマーは、70年代のモータースポーツのブームの中で若者の間で大人気だった、国産初の自動巻きクロノグラフです。コンパクトな垂直クラッチを用いたムーブメントは、後の世界のクロノグラフ設計に大きな影響を与えました。
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クロノグラフは時計というだけでなく、メカの雰囲気が強く、ファイブスポーツのシリーズの中でも、特にナウなヤングに受けたことでしょう。
もちろん、オメガのスピードマスターの影響をモロに受けた名前なんだと思います。後に、偶然(?)名前が同じのスピードマスターというクォーツのクロノも作られるのですが。


いかにもスポーツモデルな顔だけど、国産のまじめさがどことなく感じられます。
ぱっと見て特徴的なのは、永久秒針が無く、インダイヤルは30分積算計のみ、という文字盤です。実は、一つ目のクロノというのは世にも珍しい。他で見たことがありません(だからどうということもありませんが)。
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Cal.6138では2つ目になりますが、12時間積算計が増えて、やっぱり永久秒針はありません。簡易なクロノグラフとして、ワンプッシュクロノというのは有名でスイス製もあるし、セイコーの手巻きにも存在しますね。




自分でいじくったクロノグラフなので思い入れも深いです。セイコーの中でも大好きな時計です。
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分解の様子はこちら↓


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今日はこんなところで。
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