エレガントなドレスウォッチの条件の一つ

今日、2日の時計は、2針のドレスウォッチジャガールクルトCal. 818/3です。
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会社の先輩がスキーに行ったというので、バターサンドをもらいました。こいつとコーヒーのおかげでなんとか夜まで働くことができました。


究極の高級ドレスウォッチは2針の手巻き時計なんじゃないか、という話は時々聞きます。それは、構造物の少なさから、自然と、デザインはシンプルで美しい方向へ、ケースや文字盤の素材へのこだわり、細部の作りこみ、そういったものが最大限に問われるからではないでしょうか。
まぁ、私はそういう時計を持っているわけではなく、(ショーケース越しを除けば)生でも見たことが無いので、あまりぴんときませんが、そのように推測しています。
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この時計の顔は、本当にシンプルで、ロゴと6時位置のSWISS MADE以外は何も書いておらず、針・インデックス・文字盤表面・(本来はおそらく金無垢ケース)の出来を楽しむエレガントなドレスウォッチなのでしょう。
ケースを脱がされた状態のジャンクなので、少なくとも、ぱっと見、最高級な雲上ブランドのオーラを感じさせるかと言えば、そうとは言えません。

でも、私の、この時計について言えば、美しさは顔ではなくムーブメントです。
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私にとって初の高級スイス時計で、素人なりに、この時計の良さがわかるような気がしました。パーツの美しさと重厚さ、歯車のすわりの良さ、精度の良さと安定感。コハゼの形状による手巻の巻き心地のよさ。そんな感想です。
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ジャンクの金貼りケースを着せられ、樹脂製の王冠をかぶらされたルクルト卿は今も腐らずに、高貴に時を刻んでいます。


分解の様子はこちら↓

そういえば、昨日ご紹介したスピードタイマーもクロノ機能を除けば二針ですね。


二針と言えば、本質的じゃない感想はいくつかあります。
まずは、二針は女持ちっぽいな、という印象があること。また、秒針が無いと、セカセカと生きているサラリーマンにはちょっと不便。二針の場合、インデックスも5分おきのものが多いのも不便。それから、二針だと、クォーツでも機械式でもパッと見はわからない。本当の金持ちは2,3分にアクセクしなそうだな。それから、ジャンクを復活させた場合、動いていないんじゃないかと、心配なる。。。等々。



今日はこんなところで。
読んでくれてありがとうございます。


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