クォーツ時計だって好きだ(今日の時計は、ブラックモンスターとカンパノラ)

今日は、クォーツに関することを少し。


なんだけど、いきなり、今日の時計はセイコーの自動巻き7S26搭載のブラックモンスターです。
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トイレじゃなくて、歯医者で、こっそり、治療前にパチリとしたものです。
いくつになっても歯医者はイヤだ。リューター(?)の音が怖いんです、視覚がふさがれている中、聴覚が研ぎ澄まされ、しかも骨伝導があるので余計におそろしく音が聞こえるような気がします。そのことに集中しているから、余計に痛みに敏感になっているような。。。
ともかく、私の口腔内は治療を施していない歯が無いという、満身創痍な状態です。


おっと、それはどうでもいいのですが、歯医者の前に10分時間があったので、隣の本屋で立ち読みを。ミリタリーウォッチの特集をしていたので、腕時計王を見ました。

ところで、時計雑誌と言えば、、色々あると思いますが、
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自分なりにカテゴライズすると、4種類になりました

①本格的・専門的な時計オタク向け
 クロノス日本版、世界の腕時計

②機械式時計・高級時計が好きな普通の人向け
 腕時計王、時計批評、Power WatchWatch NAVI、おとこの腕時計HEROES、時計Begin

③若者向け・ファッションウォッチ(クォーツ)
 TIME Gear、Joker、FINEBOYS、SMART

④その他
 Real Rolex、Low Beat、Pen



やっぱり、じっくり読みたいと思うのは、クロノスとロービートなんです。それに、Penで特集をやってるとなかなか楽しめます。

②については、読みやすいし、わかりやくて、面白いこともあるけど、購買促進が強すぎるなぁ、とは思います。たとえばおとこの腕時計HEROESがカタログ本みたいだし、ウォッチナビがやたらにブライトリングを押して来るとか。
それでも、この中では、ウォッチナビがわりと好きです。特集が面白い。けっこうまじめに誌面を使って「日常での付加機能の使い方」とか書かれていたのが面白かったです。タキメーターを使って、ギョーザを作る人の仕事率を測るとか、ワールドタイマーで、パリのマドモアゼルに電話をするとか、ロスのハニーにおやすみを言う、とか。本当に読者が納得するのか、と思いながら。みんな、笑いながら楽しく読み、改めて、イラネエ機能だよなぁ、と思うのでしょう。


話がそれましたが、腕時計王で、クォーツ時計の特集をやっていて、面白かったです。

②の読者にとっては、クォーツは無条件にダメ、と言われそうですが、大きめの特集でした。グランドセイコーシチズンの年差とか、GPSウォッチとか、その中に、ありましたよ、グラコンのページが。
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2ページ見開きのコーナーでしたが、ほとんどは、シェルマンと天賞堂、あとは、GSXとカンパノラが一個ずつぐらい。一つを除き、全て同一の、あのムーブメントです。

その、例外の一つというのが、シェルマンのミニッツリピーターでした。
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クォーツのリピーターで、ボタンがスライド式っぽい。というモノ!
シェルマンのHPでは、「大人のギミック」みたいに書いてありましたが。
本当に、雰囲気だけ、本家の引き打ちっぽくした、というモノ。ウーン。


で、グラコンの特集なのに、こういう場面で、ムーブメントはシチズンです。すごいです。シチズンのムーブメント!!という展開には決してならないんだなぁ、これが。
シェルマンとしては共同製作だから、シチズンに持ってかれたくないよ、とかあるんでしょうか。あるいは「シチズン」を出してしまうと大衆時計だという雰囲気になってしまうからか。色々事情はあるのでしょう。


そもそも、一般的に、現行に関してはムーブメントの表記が避けらているような気がします。「日本製」とか書かれていて。若者に人気のポールスミスにはシチズンが、アニエスベーにはセイコーが入っているんだよ、とは言わないですよね。

外国では、かえってムーブメントがセイコーだとかシチズンだというのはメリットとして強調されているようなイメージがありますが。


このグラコンについては、ムーブを提供するシチズン側の黒子に徹する態度でしょうか。
逆に、「調べてみたら、ムーブメントは、全部シチズンだった!やっぱりシチズンはすごいねえ!!」という方が、シチズンの凄さが際立つのかもしれない。

さしずめ
松田聖子の「瞳はダイアモンド」「赤いスイートピー」、ブレッドアンドバターの「あの頃のまま」の作曲者は、呉田軽穂??
なんだー、ユーミンか!!やっぱりすごいなぁ、ユーミンは!
みたいな感じでしょうか。


ちなみに、スライド式ボタンのシェルマンのキャリバーは6890となっていますが、シチズンかどうかは不明です(海外のサイトではシチズン、となっていますが)
Cal.6890で検索したら、クレドールが出てきました。これは全然違うなぁ。
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何の話だったかと言えば、そう、雑誌でクォーツ時計の特集を組んでくれと楽しいよ、ということでした。世の中の●割(?)以上の人はクォーツを持っているわけだし


今朝、エヌエッチケーで、昨年の広島の土砂災害で流された大事な時計(亡き夫からもらったもの)の話をやっていました。
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それが、めでたく発見されて、本人の手元に戻ったという話。
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この画面を頼りに調べてみたら、gianni accardi milanoというイタリアのブランドのクォーツウォッチでした↓
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いい話でした。時計には、ブランドやムーブメントではなく、ドラマがありますよね。




グラコン特集を読んで、「あの」電子音が聴きたくなったので、引っ張り出してきました。私の大事なクォーツ時計、カンパノラです。
クォーツグラコンに興味を持ったら、シェルマンより天賞堂より、本家のシチズン・カンパノラを買いましょう。
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クォーツのカレンダー時計だと、本当に、今日、撮影した写真かどうか、バレるので、いっそ、スポーツ番組が録画でなくて生だということを主張するように、LIVEでも入れてみようか。
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と、気軽に書いたつもりが、長文になりました。申し訳ありません。
読んでくれてありがとうございました。


今日は、こんなところで。


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