「最近の時計はデッカくなったよね~~!」という写真。
ファイブスポーツ
cal.6119A
1968年5月の個体
21石
21600回/時(6振動)
ペラペラひっかけブレスを着せて(しっかり留めないと落っことします)
赤いドット秒針とインナーベゼルがスポーティーな、かっこいいファイブです。
6106のニューファイブデラックス(1967年)に始まる諏訪の61系機械は、「ファイブ王国」を築いた70年代普及機の代表作、と言われています。最後にはグランドセイコーVFAにまで発展する、重要なキャリバーです。
今日は分解編です。
そういえば、私もいくつか61系を分解したので、あとでちょっとだけ他のキカイも見てみましょう。
これは、到着当時の写真、、かな。完成後も見た目はほとんど変わりません。
外装に手を入れられないので。
どっちにしても、夜光がボロボロで、針が黒文字盤に埋もれてしまい、時間がやや見にくいですが、好きなデザイン。秒針の赤と日付窓の形がかっこいいのです。
ローターは小さいネジ2本で止まっています。
自動巻で複雑な形になってくると、スペーサーの向きなんかを忘れてしまうので必ず写真を撮っておきます。
12時に合わせたら、時間合わせの位置で、リューズを抜いて、キカイを取り出します。
針を抜いて
テンプを外します。
自動巻きの受けを外して。いつも、このマジックレバーのあたりの組み方を忘れがちなんだよな~。伝え車はたいてい、このように汚くなっています。よく洗いましょう。
受けを外すと輪列が出てきます。
ちょっと比べてみます。
これが、今回の6119A
スピードタイマー6139B
グランドセイコー6146A
基本は同じっぽいけど、そんなに似てない、、かな。たぶん6106がもっと似てるだろうけど、記録が残っていません。昔やったことがあると思うんだけど。
続きに参ります。輪列を外して。あとは香箱を分解して、表側はおしまい。
裏に行きます。
日車も曜車も真っ黒でクールな若者向け!って感じです。日曜だけ赤。
このころは週休二日じゃないから。
さてさて、どんどん外します
ちょっとばかし複雑っぽいのです。
上に映っている長いレバーが気になるんだけど、大したモノではございません。
このキカイはリューズを押すと日付のクイックチェンジなのですが、ソレです。
だーーっと分解
リューズの周り、そんなに複雑じゃありません。スットビバネもありません。
あとはツツカナを外して、二番車が落っこちて、
ダイヤショックを外して、丸裸です。
香箱の中はけっこう汚くて乾燥しきっていたので、分解して、ゼンマイも洗います。
と、ひとつ気になったのが、
一か所、ちょっと折れ目がはいっている!わかりにくいけど↓
なんとか、洗浄、組み入れまで、ナデナデして切らずにすみました。
ということで、組立編は次回へ。これは、完成後の写真です。さっそく手にはめてみたくなったのでしょう。カッコイイなーー、とひとりで喜んでいました。
本当はワニベルトを着せてあげたいなー。黒に赤いステッチで。
このペラペラベルトで、あやうく電車にひかれるところだったのです。
なんとか一命を取り留めて、、はやくベルトを交換したい!と思っていたのです
が、一か月たった、今日の姿↓あいかわらずそのまま。今日の昼ご飯とともに。
サ店でアベックがシャレたランチを!と言えば、スパゲッティ。スパゲッティと言えば、ナポリタン!というイメージで嬶が作った作品。
昭和な夫婦は、おいしくいただきました。平成の坊主もまぁまぁ喜んでいました。
私はイタリア料理と言えば、なんでもタバスコをかけてしまうのでなんでも同じ。
本場ではそんなことしないのかなぁ。。。まぁ、デザートも右奥に見えるモミジまんじゅうなので日本なのです明らかに。
ではでは、また次回。
読んでくれてありがとうございました。
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