こちらは、完成した時の写真です。一見、それほど見苦しくはありません。詳しい人が見れば、リューズが純正でないことがすぐわかりそうです。
まず、巻真の周りを組み立てましょう。耐震装置も伏せ石も入っていない状態。
カレンダーが無いのでマキシン周りもシンプルでイイですね。全体を通して、飛ぶポテンシャルを抱えるバネも少ない。
接触部分にグリスを塗ります。
こんな感じでマキシン周りを終わらせて、石をはめて
表側へ行きます。
おっと、その前にメービス8200を香箱のゼンマイに付けて、蓋を閉じておきます。
二番車と受けをはめます。ここのルビーは外さずに洗いました。
輪列をのせて
受けをかぶせて、ザラマワシます。きれいに回りました。
ボロボロにさびていた丸穴車も、クレ556のサビ落としでなんとか機能できるまでに復帰しました。
コハゼバネを挟んでコハゼと角穴車を装着。ブログ友達の日野さんに角穴車の美しさは最重要だと聞きました。けっこう綺麗です。
かっこいい両腕のテンプをのせて、、、無事に動きました!ヨカッタヨカッタ。
ちょっと測ってみたら
よく振っています。一安心。
裏に戻って日の裏関係を終わらせまして、ムーブは完成です。
ガワは、緑青をなるべく削り取って、手でちょっと磨いた程度です。
せめてパッキンは新品に交換してあげましょう。
そうそう、このジャンクは風防がありません。
風防は、非常にシンプルでベゼルに絞って入れるタイプです。
偶然、ストックに「キングセイコー」の新品があったのですが、、、ちょっときつくてうまくいかないのです!!ひょっとして大型ケースのキングセイコー用なのかと思って、部品取り用のジャンクにはめてみると緩すぎるので、小型ケース用で間違いなさそう。
この風防絞り機はボロで、バネがなくなっていて非常に使いにくいのです。おまけに技術不足(割れるのが怖い(経験済み))なのでダメなのでしょう。
そのとき、ふっと見るとゴールドフェザーの31mmの風防を発見。これが、なんとピッタリだったんですよ。御覧のようにちょっと絞るとぐいっといい感じにベゼルにハマりましたよ!!
専用の風防に比べると気密性が下がりそうですが、形はドーム状で、雰囲気に合っているかもしれないな、と前向きに考えます。
さて、純正でないと言えば、リューズ。
なんと、リコーのものです。ちょうど、パーツ箱に、銀色ならキングセイコーファーストのリューズがあったのですが、残念。
ちょうど合うリューズが無かったので、このまま。
Kingさま申し訳ありません。
一番の問題はウラブタです。穴が開いていたので、部品取り用の個体からとってきたのですが
こっちも穴開いてるんだナ、これが!
うーん。裏側から見てもほとんどわからんです。
これをふさぐ手段が思い浮かばないのです。
家にある工具で、そして自分ができそうなことと言えばハンダです。
とはいっても、これが、苦手なんです、非常に。子供の頃の自由研究とか真面目にやるべきだったかな。
びぶ朗のピックアップマイクを作るときにもすごく苦労しました。
欲しい所に乗ってくれないんですよ。
2ミリ程度をふさぐために、2センチ四方に大拡散!!!
毎度、恥ずかしい素人作品をお見せしていますが、これはモザイクをかけたいぐらい恥ずかしいです。
まぁ、今更、照れてもしようがないね。
ということで、King様に深く謝りながら、組立編に幕を下ろします。
手首にコレが当たると気持ち悪いので、台座付きベルトを装着しました。
もうメダリオンなんて贅沢は言わないから、穴の開いていない裏蓋がほしいなぁ、と思う今日この頃。
今日はこんなところで。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
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