The Citizen  CTQ57-0934(cal.A660)ザシチズン その2:青秒針にこめられた「一秒が一生を決める」のコンセプト

The Citizen  CTQ57-0934(cal.A660)ザシチズン
その2:青秒針にこめられた「一秒が一生を決める」のコンセプト
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CTQ57-0934
cal.A660
年差±5秒
パーペチュアルカレンダー
10気圧防水
ケース径35.0mm
ステンレス
デュラテクト(IPめっき)※
サファイアガラス 99%クラリティコーティング
JIS一種耐磁
電池寿命5年
時差設定機能

※デュラテクトは、シチズンのチタンを利用した表面硬化技術のことをいいますが、いくつか種類があり、この時計で用いられるIPメッキというのは、イオンプレーティング技術により、窒化チタン(TiN)被膜を形成する方法で、超硬質、耐食性、耐摩耗性に優れているのだそうです。

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先日の続き、今日は、細部の写真です。

上に書いたように、スペックを見れば、クォーツ時計として最強であることがわかります(曜日がないことが不便な人もいるかもしれませんが)。防水性や耐磁性も通常の使用であれば不自由ないでしょう。

さらに、この時計は、35ミリ径というちょうど良い大きさ、そして、控えめながらもおしゃれなデザインなのが魅力です。

誕生したときから年差5秒の世界一の高精度クォーツを売りにしてきたザ・シチズンです。機械式ももちろん楽しいんだけど、このたび、機械式が姿を消したことで、「一秒が一生を決める」というキャッチフレーズがよりピンとくるように感じます。
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基本的には真面目で視認性を最重要視したデザインですが、秒針を青にしたことがワンポイント、効いていて、「一秒」のこだわっているように思えます。もちろん、カンパノラと同じように、社内最高レベルの製造工程を通ってるのだろうから、秒針を刺し違えたような個体は無いのでしょう。たとえアウトレットでも。
秒針が文字盤のどこを動いても、ビシっとズレることなく秒のインデックスを指してくれます。

角度によっては黒っぽく見えるのですが、この純白の文字盤にブルーの針が映えます。青焼きか塗りか?見た感じ、ブルースチールだと思うんですけど、どうでしょう。
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エコドライブと違って、文字盤の加工に制約はありません。特にギョーシェとか色気のあるものではありませんが、透き通るような白い文字盤は美しいです。

クラリティコーティングのおかげか、風防の反射はほとんど感じられず、どこからでも見やすいです。
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ワンポイントの秒針の話をしましたが、もちろん、時分針もGSのスゴイ仕上げに、勝るとも劣らず、よく出来てます。
いわゆるドフィーヌ針ですが、先端がさらに細かく面取りしてあるので、光を反射して見やすいし、立体感が増しています。
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12時間の各インデックスも立体的で明るいところではこのように光を反射して非常に見やすく、美しいです。

しかも、夜光塗料がバッチリ施してあるので、暗闇でもこのとおり
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青っぽい光です。風防のふちの形状のせいか、インデックスが二重に見えますね。
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ちなみに、右はヨットマスターボーイズサイズ。ルミの微妙な種類や経年変化のせいなのかだいぶ違った色合いです。
こうしてみるとヨットマスタの文字盤の小ささが目立ちます。今日の記事とは関係ないですが。



ケースは、なにしろ新品なので、キズは無く、曲面とエッジのたったラグと、コントラストを心行くまで堪能出来ます。
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実はアウトレット品なのでベゼルのごく一部小さなキズはあるのですが。

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特に、先日書きましたが、クロノマスターの血を受け継いでいるであろうラグのあたりが素敵です。
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ちなみに2時位置のボタンは、カレンダー調整用です。
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基本的にはうるう年修正を含めて操作不要の永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)なので、時計が停止したとき以外、使用しません。

そうそう、このキャリバーA660は初代のカンパノラにも使われていたんだった。
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クロコダイルのレザーベルトと非常にマッチしてます。カタオシではないちゃんとしたクロコなので、斑の一つ一つにピットが見えます↓大きすぎないちょうど良い場所の竹斑です。一番高い部位ではないか。この値段でレザーにもDバックルにも満足いくモノをつけてきちゃうんだからさすが市民の味方、シチズンですね。
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私の場合、一般市民の人と比べてやたらに手首が細いので、せっかくの美しいクロコ使えません。6時側のベルトが長すぎて、バックルが変な場所に来ちゃうのです。
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残念ですが、カタオシのミモザのベルトに換装です。。。
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ホンモノと比べるとカタオシの溝が浅くていかにもさみしいです↑
でも、自分用のクロコダイルベルトを、現在、作成中なのです。

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レザーは似合っていますが、この時計の場合、夜光の入ったカジュアルな文字盤なので、ブレスに付け替えるというのも良い選択肢ですね。このモデル自体は革ベルトがデフォルトなのですが、一世代前のベルトとかがぴったり合うのでシチズンに相談すればブレス仕様にできるんですね。
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裏蓋には機械式全盛期のクロノマスターから受け継ぐイーグルマークです。デザインが簡略化されてしまってちょっと寂しいです。


と言うわけで、写真をズラズラと並べて、その魅力を伝えてみたつもりです。
これだけのクオリティと、アフターサービス10年で、定価19万円(税抜き)だったのだからすごいと思います。それで、アウトレットでは半額よりわずかに高いくらいで販売されていました。
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一度、アウトレットでホンモノを見たときには、買わなかったのです。そのころはカンパノラに夢中だったというのもあったので。。。

ただ、ザシチズンの魅力に気づくようになってからは出会いが無く、偶然オークションで、アウトレット価格とほぼそのままで、未使用品を譲ってもらうことが出来ました。
オーナーズカードの10年保証を引き継げるというのも太っ腹です、シチズン

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時計趣味をはじめてまだ10年経ちませんので、10年持ち続けた時計はありませんが、この時計がそれの一つになる可能性は非常に高いです。

購入直後、毎日つけていた頃もありますが、やっぱりこういう時計は飽きが来ないです。ドレスウォッチすぎないので毎日つけやすいです。

自作クロコベルトが完成したらまた記事にしたいです。


今日はこんなところで。
読んでくれてありがとうございました。
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