ザシチズン CTQ57-0934 cal.A660
その1:なぜクロノマスターの薀蓄が無かったのか
何回か今日の時計コーナーで登場しているザ・シチズンの紹介ですひさしぶりに新品で購入した時計です(アウトレットだけど)。
スイス高級(ボッタクリ)時計とは違ってコストパフォーマンスが良い分、箱も質素ですが、それでも新品だと、外箱から内箱まであって、うれしいです。その1:なぜクロノマスターの薀蓄が無かったのか
何回か今日の時計コーナーで登場しているザ・シチズンの紹介ですひさしぶりに新品で購入した時計です(アウトレットだけど)。
ザシチはシンプルでギラギラ目立とうというオーラがなく、ひたすらに真面目で地味だけど、やっぱり細部の造りはすばらしく良い時計です。
グランドセイコーに比べても地味です。特に、1995年にスタートした第一世代のザシチは超シンプルです。派手さは望まず、正確に真面目に、というコンセプトが良く伝わってくるデザインだけど、6時位置がちょっと寂しいかなぁ。第二世代もデザインはほとんど同じです。
今回紹介するモデルは、2000年ごろに登場した第三世代だったと思いますが、このモデルが欲しくなった理由の一つは、その、初期とは違ったデザインです。
委託時計ショップを見ていたとき、小ぶりなケース径35ミリで、夜光のついた時分針・文字盤そして青秒針というあたりが多少カジュアルな雰囲気を与えているのが気に入りました。実用的でもあるし。
でも、このモデル、1年ぐらい前にカタログから消えてしまいました。
カタオシではないクロコダイルにDバックルで高級ですね。
純正Dバックルは着脱も気持ちがよく、デザインもシンプルながらかっこいいです。ベルトはかなり薄くないと入らない構造なので、交換する場合は注意が要ります。
私の場合、手首が細いので残念ながら純正ベルトは使用できません。
とりあえず交換して使っています。
ザシチの中でもこのモデルを選んだ2つ目の理由は、電池式年差クォーツであるということです。
ザシチズンは、ムーブの種類で分類すると、シチズンの十八番のエコドライブと、電池式クォーツと、機械式の3種類のラインナップでした。
ただ、機械式が消滅することになりました。
個人的には、ザシチズンは高精度の年差5秒のクォーツ式こそふさわしいと思っていました。90年代から2000年代、現在というザシチの時代を考えると、高精度のクォーツこそ、シチズンを象徴するものでフラッグシップにふさわしいのではないでしょうか。いくら「ヒゲゼンマイを調達できるマニュファクチュールだ」と書いたりしても、シチズンの現代の機械式が世界レベルで戦えるとは自分たちも思っていないはず。機械式の全盛期の時代なら分かりますが。
機械式にこだわり、その機械式という土俵が大事な現代のスイス高級時計とはそもそも違うのだから、無理して機械式を最高峰のザシチのラインナップに載せなくても良いのです。グランドセイコーがスイス式ラグジュアリーな戦略をとろうとしているのもなんだか違っていて、和紙でエコドライブで適正価格で攻めるザシチのほうが正しいように
感じます。いや、まぁそれはココでは関係ない話です。
で、エコドライブももちろんシチズンを代表するモノですがエコドライブとか電波時計は光が必要だから、時計一つで正確に時を刻み続ける、電池クォーツの年差タイプのほうがシンプルで私は好きなのです。
真面目さや正確さがいっそう高く感じられて、ザシチズンというデザインともマッチしているように思います。
電波とか太陽光とか宇宙と「つながる」イメージ図は、ザシチではない、アテッサとかプロマスターとか、シリーズエイトとかのほうがシックリ来ます。
この時計を選んだ3つ目の理由、というか、エコドライブじゃなくて、クォーツタイプに選んだもう一つの大きな理由は、過去のシチズンの歴史を感じることが出来るからです
このクォーツモデルには裏蓋にイーグルマークの刻印が、6時位置の「CHRONOMASTER」の表記があるのです。もちろん、国産オールドシチズンが好きな人なら、クロノマスターやクロノメーターの最高級を意味するイーグルマークであることは
左がザシチの裏蓋、右がクロノマスターの裏蓋です。
当時のほうがメダリオンだし、鷲のマークが緻密ですね。
何年か前に、アウトレットで同じモデルを見たとき、
ほほう、クロノマスターの血を受け継ぐモデルってことなんだね、と思って、
ベテランのシチズン店員にそんな話を聞いてみたけど、そのことをまったく知らないし、クロノマスターってナニ???みたいな顔をされて残念でした。
そのときは購入に至りませんでいたが、今回は結局手に入れました。それから、ケースの形、ラグの形が、当時のデザインを意識したものなんだろうと思います。直線づかいがかっこいいですよね!
上の写真のように、私が研磨したジャンク上がりのクロノマスターと、新品のザシチズンと、を比べると残念です。
だから、クロノマスターについては、入手当時のもの↓と比べて下さい
このキズだらけの風防とケース、リューズ無しのものを
頑張って見られるようにしたので、ヨシとしてください。
あ、今日は、クロノマスターじゃなくて、ザシチの紹介でした。最後に付属品です。
で、エコドライブももちろんシチズンを代表するモノですがエコドライブとか電波時計は光が必要だから、時計一つで正確に時を刻み続ける、電池クォーツの年差タイプのほうがシンプルで私は好きなのです。
真面目さや正確さがいっそう高く感じられて、ザシチズンというデザインともマッチしているように思います。
電波とか太陽光とか宇宙と「つながる」イメージ図は、ザシチではない、アテッサとかプロマスターとか、シリーズエイトとかのほうがシックリ来ます。
この時計を選んだ3つ目の理由、というか、エコドライブじゃなくて、クォーツタイプに選んだもう一つの大きな理由は、過去のシチズンの歴史を感じることが出来るからです
このクォーツモデルには裏蓋にイーグルマークの刻印が、6時位置の「CHRONOMASTER」の表記があるのです。もちろん、国産オールドシチズンが好きな人なら、クロノマスターやクロノメーターの最高級を意味するイーグルマークであることは
左がザシチの裏蓋、右がクロノマスターの裏蓋です。
当時のほうがメダリオンだし、鷲のマークが緻密ですね。
私の持っているクロノマスターは、自動巻きデイトつき。
現在、特に価値の高いモデルではないです。
当時の最高級・最先端の技術を注ぎ込んだ機械式のクロノマスター、その先輩たちの業績をリスペクトして、フラッグシップたるザシチに、同じく現在の最先端のシチズンの技術である年差クォーツを搭載し、控えめに、6時位置にChronomaster、裏蓋にイーグルマークを添えたのでしょう。
で、今日、言いたいのは、なぜか、このことがカタログにもホームページにも書かれてないということです。イーグルマークのウンチクなんて、イヤってほど書いてもよさそうなもんじゃないですか。復刻大好きスイスブランドならもちろん、セイコーだってウンチクを書くでしょう。発売当時はもっと公的にも書かれていたのかな?
なぜ6時位置に「クロノマスター」と書かれているのか、このイーグルマークは何に由来するのか。国産オールドファンじゃなければ、そういう疑問が出ると思います。時計に詳しい人ならかえって「クロノメーター」と間違うかもしれません。
で、今日、言いたいのは、なぜか、このことがカタログにもホームページにも書かれてないということです。イーグルマークのウンチクなんて、イヤってほど書いてもよさそうなもんじゃないですか。復刻大好きスイスブランドならもちろん、セイコーだってウンチクを書くでしょう。発売当時はもっと公的にも書かれていたのかな?
なぜ6時位置に「クロノマスター」と書かれているのか、このイーグルマークは何に由来するのか。国産オールドファンじゃなければ、そういう疑問が出ると思います。時計に詳しい人ならかえって「クロノメーター」と間違うかもしれません。
何年か前に、アウトレットで同じモデルを見たとき、
ほほう、クロノマスターの血を受け継ぐモデルってことなんだね、と思って、
ベテランのシチズン店員にそんな話を聞いてみたけど、そのことをまったく知らないし、クロノマスターってナニ???みたいな顔をされて残念でした。
そのときは購入に至りませんでいたが、今回は結局手に入れました。それから、ケースの形、ラグの形が、当時のデザインを意識したものなんだろうと思います。直線づかいがかっこいいですよね!
上の写真のように、私が研磨したジャンク上がりのクロノマスターと、新品のザシチズンと、を比べると残念です。
だから、クロノマスターについては、入手当時のもの↓と比べて下さい
頑張って見られるようにしたので、ヨシとしてください。
あ、今日は、クロノマスターじゃなくて、ザシチの紹介でした。最後に付属品です。
新品なので、箱とか取扱説明書が入ってて、そして、ザシチズンは10年保証ですから、オーナーズカードというのがあります。
残念なことに、オーナーズカードのイーグルマークがなくなってしまいました。
昔はゴールドマークでイーグルでかっこよかったんですね
今日はこんなところで。次回、もう少し写真を撮ったので記事にしたいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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