クロノエース ノンスクラッチ
超硬ケースはともかく、このカラーリングやデザインこそ、70年代です。
cal. 42970
その2 組立編 保油装置(ダイヤフィックス)は分解したくない。
6月は仕事のせいでブログがおろそかになり、残念でした。
このムーブについては、とくに問題なく完了したので、ともかく、分解の逆の写真、というだけで相変わらず面白くないですが。
ゼンマイは取り出して洗いましたので、グリスを塗ります。
巻真をいれて、ツヅミ、キチを入れます。S6グリスです
オシドリ、カンヌキ、裏おさえ、とここまでやったら、表へ行きます。
まずは二番車を入れて、二番受けをかぶせたら、秒カナを刺します。
なぜかダイヤショックのバネが地板に乗っています。。
香箱に角穴、輪列を乗せていきます。
一枚受けですが、スポっと入ります。
前回、誤って書いていた、ダイヤフィックスについていですが
写真に見えるガンギと四番車の、保油装置は、立派にセイコーのモノでした↓
図2、3は、よく見る、紳士物のダイヤフィックス。こいつも外して付け直すのは嫌な作業ですが、
図4~6の婦人物の小さなダイヤフィックスは、もっとやりにくそうです。今回、分解しておりません。こびりついたヨゴレは無かったので、ハケと超音波です。
分解しないので、問題は注油がちゃんとできなかった、ということです。
こういった場合、なるべく多めに、歯車のホゾの先端にオイルをつけて、装着する、という手を取っていました。セットしたあと顕微鏡でみれば、一応、保油装置に、小さな滴が見えるので、まぁヨシとしてきたのです。。
が、コレの対策のため、ごく最近、ベルジョンの自動オイラーを手に入れました。
さて、組立の続きです。自動巻き関係。真横から見えるのは、切替車です。
画面左下のあたりにザララっと並べます。
自動巻きの受けをつけて、テンプを入れて、とりあえず完成です。
タイムグラファーの成績もいい感じです。
カレンダー関係を入れて、バネを飛ばさないように気を付けて。。
最後に、座金を忘れずに。
針を入れます
ホロテック風中華剣入れ
外装は基本的に洗っただけで何もしていません。ガラスのキズがちょっと残念。このタイプの新品は手に入りませんでした。
ムーブメントを入れたら、ローターを組んでパッキングにシリコンオイルを塗ったら裏蓋を閉めこんで
完成です!カッコイイです。cA(クロノエース)のロゴがなんだかぱっとしないけど、これはこれでいいです。
カットガラスに緑・金に、輝く超硬ケース、すばらしいデザインです。 |
最近、オリエントがやっているNeo70’sも、まさにこういった雰囲気です。
この8角形のクロノ、イカしてるね!
機械式ならもっとイカしてるけど、もちろんクォーツです。
「ネオ70年代」ですから。
コチラはなんと、ソーラーでアラームまで付いてます↓
70年代の時計を現代に蘇らせたオリエント、ナイスですね。
今日は、こんなところで。。
読んでくれてありがとうございました。
おやすみなさい。
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