Seiko prospex LOWERCASE limited STBR007 Cal. V147 solar powered quartz; "Baby TUNA"
何か、時計が欲しい、という気持ちを1年ぐらい持ってきたのですが、せっかく仕事に一区切りついたので、1本買うことに決めました。
水仕事でも梅雨でも台風でも全く気にしなくてよい防水時計が欲しかったのです。同じ用途として、すでにセイコーのダイバー2本シチズンのプロマスター1本は持っているわけですが、この3本のローテに飽きてきたので。
今回の、プロスペックスダイバーSTBR007 はスモールサイズの外胴プロテクター付きで、海外では通称ベビーツナとか呼ばれるらしいです。
ソーラーのクォーツでキャリバーはV147です。3針、カレンダー付き。
これを買うに至った経緯としては、、、
前から、外胴プロテクターのデザインに興味はあったのですが、あまりにもデカいので購入することは全く考えていませんでした。
↓アカツメさんのSBDY061の記事を読んで、そうか、細腕にも試すチャンスがあるのか!と思ったのですが、私には、5万円というのは高すぎました。
最高のアウトドア時計 セイコー プロスペックス SBDY061(前編) - アカツメ時計研究室
クォーツでいいと思ってるので、他にないかなぁ、と探したら、このLOWERCASEアレンジバージョンを見つけることができました。2018年の11月に発売されたそうで、そのころは全く知らず、興味もなかったのです。すべて2000本ということでしたが、幸い、それほど人気が出なかったのか、2年後も普通にネットで買えました。
最近のセイコーの一つの売り方なのかもしれませんが、セイコーの過去の遺産に外部デザイナーの力で、新たな時計を生み出したものの一つ。
海外で人気のいわゆる「ツナ缶」と呼ばれる外胴プロテクターのダイバーを、ファッション業界が「タウンユース向けに、ジェンダーレスに」アレンジした、ということです。
ただ、個人的には、ターゲットとしていたファッショナブルな人々にとって、本格ダイバーであることはあまり響かなかったのでは?(時計オタクには響くけど)。
ダイバー仕様であるおかげで、それなりの価格になったわけで(定価4万円(税抜))、ジャーナルスタンダードやエディフィスが好きな人、また、女性が、華やかでないブランドの真面目なセイコーに、その値段を出したいと思わなかったのか?おかげさまで、2020年の現時点でしっかりと売れ残っていて、だいたい、新品が定価の半額ぐらいで買えます。
本来のターゲットの人々に売れたのかどうか知りませんが、 細腕だけど時計オタク、セイコーオタク、ダイバー好き、あと、オタクだけどクォーツでもいい人、には間違いなくオススメです。2万円ならぜったい損はしません!
と力説しておく。
外胴の径が42.7mm、ベゼル径37.5mm、そして縦幅(ラグからラグ)が44mmという、小型サイズです。上記アカツメさんオススメのSBDY061よりもさらに微妙に小さいみたいです。
SBDY061にしても、私が購入したSTBR007にしても、細腕時計好きが外胴ダイバーを選択肢に入れられるようになったわけです。ツナ缶ダイバーを小さくしようというアイディアは素晴らしいことですね。
梶原氏というツナ缶みたいなルックスのおじさんに感謝です!
ムーブメントのソーラー、デイト付きV147というのは、既に持っているPADIのミッドサイズのダイバーと同じです↓
SEIKO SBDN035 cal.V147 PADI Titanium diver (その2 軽くて美しいミッドサイズダイバー) - 古時計にワニ革着せて
もちろん、電波受信ではないため、それなりに狂いますが、クォーツは、2か月に一回(気になる人は)、31日を早送りするときに、秒をピッタリ合わせなおせばいいですね、
この眺め、かっこいいね。
プロテクターは、強化プラスチックの黒色で、黒のシリコンラバーバンドとよく似合っています。
特筆すべきは、ちゃんと、バンドも短くしたことですよね。ジェンダーレスで、女性にも付けてもらうことを想定し、尾錠側を約65mm、剣先側を約12.5mmに設定してい有ります。剣先側をもう少し短くしてもいいけど、それでも通常のセイコーサイズからは短くなっています。写真の右側は手持ちのセイコーのウレタンバンド。
はじめてのシリコンラバーでしたが、前評判のとおり、とってもいい装着感です。
柔らかくて、それでもしっかりしています。この恩恵は、細腕も享受できます。
手首が細すぎる私には、これまで、通常サイズのウレタンバンドで時計のヘッドがうまく収まらなくて苦労していました。もちろん、短め設定だから、というのもありますが、この時計で、シリコンバンドのファンになってしまいました。
尾錠は、ヘアラインでシンプルだけど、ダイバーぽいごつめのものです。
裏にSeikoロゴ
後述しますが、ベゼルカラーがいろいろバリエーションが(限定モノとして)あったのですが、一番シンプルな黒一色のものにしました。
プロテクター含めデザインのみで十分楽しめます。ベゼルだけコーク(黒・赤)、ペプシ(青・赤)のものがあっても、文字盤や針はモノクロだと、ちょっと統一感がないように感じたのです。
裏蓋はいつもの波浪マークです。
クオーツムーブで、シリコンバンドなのでとても軽いです。付け心地は抜群です。
バンドと合わせて71gでした。ダイバーはガッシリ重いほうがお好き、な人もいるかと思いますが。
コレが気になるのは、細かい人だと思いますが、文字盤ソーラーパネルの十字のラインが、5分だけ右にズレてるんですよ。
この線と
この線ね。
リューズ位置が4時なのでムーブメントの都合なんだと思います。
これが、ロウアーケースのロゴマークです↓
以下は、そのほか、ベイクルーズの限定バリエーションで、微妙にデザインが違います。(上のリンク先の情報ですが、そのうち消えてしまいそうなので、ねんのため、、)
一番下の、ファーストダイバーのデザインの針のものは結構、カッコイイですね。
久しぶりに新しく時計を買った、というのもありますがこの時計をとっても気にいって、購入後、毎日、装着してしまいました。
毎日同じ時計をするってのは我ながら珍しいです。最初だけのトキメキかもしれませんが。
今日は、こんなところで。
読んでくれてありがとうございました。